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絹本著色親鸞上人絵伝( けんぽんちゃくしょくしんらんしょうにんえでん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月4日更新

県指定重要文化財 昭和30年(1955年)3月30日指定

 光照寺は鎌倉時代中期,明光上人の開基と伝えられている。中国地方における浄土真宗流布の拠点であった。
 この絵伝は,建武3年(1336年)本願寺の存覚上人(本願寺三世覚如の長子)が滞留した際,法然上人絵伝(三幅)などとともに制作を指導したと伝える。裏書には,画工は隆円,願主は光照寺三世明尊,建武5年と記され,掛軸絵伝の初期のものである。
 一代記絵伝などは巻物の形式をとるのが普通であったが,この様に掛軸形をもって制作されているものが南北朝頃に絵伝として現われたことは珍しく,便宜的な形式と思われる。  

所 在 地 沼隈町 光照寺
(龍谷大学龍谷ミュージアム寄託)
員    数 1幅
構造・年代 建武5年(1338年) 
規模・法量 絹本著色 縦175cm 横124.4cm

絹本著色親鸞上人絵伝