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伝福山城旧伏見御殿杉戸絵(でんふくやまじょうきゅうふしみごてんすぎとえ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定重要文化財 昭和45年(1970年)10月1日指定

 この杉戸絵は,明治6年(1873年)の太政官布告により廃城となった福山城の建物が民間に払い下げられた際,個人が入手したと伝えられているもので,2枚の戸板に裏表4面を使用して2組の絵が描かれている。
 一つは「山村風景」他は「竹図」である。これらの絵は,「福山城旧伏見御殿襖絵」(市重文福山市蔵 ふくやま美術館保管)と比較してみれば,経年変化による杉材の収縮,絵の剥落の度合いもほとんど同じで塗料も同質のものと考えられる。また,引手の穴周辺に残された金具痕からも伏見御殿にあった可能性が高い。今後,更なる調査も必要であるが,絵の様式からも江戸時代初期のものと推測される。

所 在 地沼隈町 個人蔵
員    数4面
構造・年代江戸時代初期 
規模・法量板面 縦160.5cm 横109.0cm

福山城旧伏見御殿襖絵