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木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定重要文化財 昭和44年(1969年)4月28日指定

 寺伝によると,この仏像は当地の廃寺西大寺(西提寺とも書く)の本尊であったと伝えられている。衣を通肩にかけ,木彫の眼を半眼に結跏趺坐し,弥陀の定印を結び後補の複合蓮座に座る。衣文の彫りは後補の塗りでやや鈍るところもあるが,全体的にはよく鋭さをとどめている。衣の裾の端に,当初の金泥で描いた文様の痕を残している。光背は左上方部を欠失しているが,本体と同時代の室町時代初期と考えられる。   

所 在 地沼隈町 悟真寺
員    数1躯
構造・年代寄木造 
室町時代初期
規模・法量像高65.0cm 膝張55.0cm

悟真寺 木造阿弥陀如来坐像