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空穂(うつぼ)(鞣)(なめしがわ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定重要文化財 平成17年(2005年)8月30日指定

 空穂は矢を湿気や乾燥から守るために,矢に穂と呼ぶ竹網代の筒をかぶせたものである。矢の取出し口を竈,穂とのつなぎ目を筒間竈の蓋を間塞という。この空穂は骨組みを竹と藤で製作し,外側を1枚の鞣革で包んでいる。穂と間塞は欠失しているが,筒間には5.0cm幅の車革(皮製の帯)が残っている。前記の空穂(熊毛皮)とは,竈の開口部の形が異なるが,これも『福山志料』に挿図入りで紹介されている。

所 在 地沼隈町 個人蔵
員    数1腰
構造・年代室町時代 
規模・法量残存長60.0cm,竃最大幅19.0cm 
竃高8.3cm,筒間長22.0cm(途中で欠失) 
筒間径8.5cm

空穂(鞣革)