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亀山弥生式遺跡(かめやまやよいしきいせき)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定史跡 昭和16年(1941年)3月10日指定

 神辺平野の中央やや北寄りに,標高37.5mの亀山の独立丘陵があり,遺跡はこの東と西の傾斜面に遺物包含層として存在する。昭和32年(1957年)の調査では,遺物包含層の下層からヘラ描きの沈線文や突帯を巡らす弥生時代前期後半の土器が出土し,その上層では櫛描文様の中期前半の土器が出土している。とくに後者の土器は「亀山上層式土器」とよばれ,ヘラ描き文様から櫛描文への転換を示す資料として注目される。土器のほか多量の石鏃,刃器,磨製石斧など各種の石器が出土している。備後地方の初期農耕生活を示す遺跡として重要である。
 また,昭和55年(1980年)からの発掘調査で弥生時代前期~中期の三重の環濠が見つかった。丘陵の東斜面は緩やかで2番目の環濠の外側に土塁が検出された。   

所 在 地神辺町道上
構造・年代弥生時代中期~後期 

亀山弥生式遺跡