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中谷廃寺跡(なかたにはいじあと)
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月8日更新
市指定史跡 昭和59年(1984年)7月14日指定
中谷廃寺跡は,奈良時代前期に創建され,平安時代後半まで存続した古代寺院跡である。昭和53年(1978年)の発掘調査により,一辺11.7mの塔跡,ならびに東西21.1mの講堂跡と考えられる2棟の建物基壇,寺域を区画する溝などが検出され,いわゆる法隆寺式伽藍配置を持つ寺院跡であったことが想定されている。なお,中心伽藍の西側一帯(現グランド)には同時代の関連遺構が広がっている。この地域への初期仏教文化の伝播を知る上で貴重な遺跡である。
所 在 地 | 神辺町道上 福山市立道上小学校校庭 | |
構造・年代 | 奈良時代前期~平安時代後期 |