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絹本著色浄土真宗明光派先徳像(けんぽんちゃくしょくじょうどしんしゅうみょうこうはせんとくぞう)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月4日更新

県指定重要文化財 昭和38年(1963年)11月4日指定

 鎌倉時代末期以来,沼隈郡沼隈町中山南の光照寺を中心に中国地方に浄土真宗明光派の布教活動が行われた。この派では師弟関係や入信序列を重んじ,信者の絵像を絵系図等に描くなどして極楽往生の安心を得させる方法をとっていた。備後地方の浄土真宗の寺々には多くの絵系図や光明本尊などが伝えられている。
 本図もそういった祖師像の掛け軸で,像を墨線で描き,彩色を加えている。左上に源空(法然)を描き以下左右交互に13祖師像が描かれている。本図でははっきり読めないところもあるが,他の資料を参考にすると,源空・親鸞・真仏・源海・了海・誓海・明光・信光・良誓・明尊・性尊・勝尊の順で,最後の一人は不明で,この絵作成の願主と考えられる。 

所 在 地 駅家町 明泉寺
員    数 1幅
構造・年代 鎌倉時代末期以降 
規模・法量 絹本著色 縦122センチ,横54センチ

絹本著色明光派先徳像 明泉寺