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木造薬師如来立像(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
県指定重要文化財 昭和48年(1973年)12月18日指定
この像は医王寺の秘仏として厨子に納められ保存がよく台座等はすべて当初のものである。
白毫【びゃくごう】をはめ螺髪【らほつ】は左螺で肉髻【にっけい】相の痕を残している。玉眼入り。
着衣の彫法は写実的で,特に胸部の複雑な衣文や左右両手の臂【ひじ】より垂れる法衣の袂はよく時代の特色を現わしている。耳朶【じだ】に孔を貫き,口唇に紅をさしている。室町時代中期の作。
所 在 地 | 鞆町 医王寺 | |
員 数 | 1躯 | |
構造・年代 | 寄木造 | |
室町時代中期 | ||
規模・法量 | 像高79センチ |