本文
木造仁王立像(もくぞうにおうりゅうぞう)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
県指定重要文化財 昭和57年(1982)2月23日指定
真言宗福盛寺は往古12坊を擁する広大な境内をもつ古寺として知られ,仁王立像は福盛寺より約800メートル下った仁王門内に安置されている。
この像は,吽形力士の胎内墨書によって製作年代(寛元3年,1245年),作者名(僧昌快)がはっきりし,県内の指定仁王像の中では最も古いものである。
像の一部に後補がみられるが,主体は当時のままで,2躯とも巧みな用刀で流暢な表現がなされ,力感にあふれ,動的な彫刻の隆盛期である鎌倉時代の作風を偲ばす貴重な作品である。
所 在 地 | 駅家町 福盛寺 | |
員 数 | 2躯 | |
構造・年代 | 寄木造 | |
寛元3年(1245年) | ||
規模・法量 | 阿形力士:像高190センチ,吽形力士:像高182.5センチ |