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金銅五鈷鈴(こんどうごこれい)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定重要文化財 昭和30年(1955年)3月30日指定

 真言宗の古刹,福盛寺の境内から江戸時代に掘り出されたものである。江戸時代中期に堂宇が焼失しており,この時土中に埋もれたものと考えられる。
 五鈷鈴は密教法具の一つで,五鈷杵【しょ】形の柄をつけた鈴をいい,密教修法の時に諸尊を驚覚歓喜せしめるために振り鳴らす法具である。
 この金銅五鈷鈴は,弘法大師将来と伝える唐代の作品であるが,五鈷はいずれも上部を欠損している。鈴に五大明王が彫刻され,絵より下部はややすぼんだ形状を呈する。尾道西国寺に類例がある。火災にあい五鈷の上部を欠損しているが,全体に精巧な細工を施した優品である。

所 在 地駅家町 福盛寺
員    数1口
構造・年代唐代の作
規模・法量高さ18センチ,胴最大径7センチ,口径6センチ

金銅五鈷鈴 福盛寺