本文
西備名区(せいびめいく)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
県指定重要文化財 昭和41年(1966年)5月13日指定
江戸時代末期に編纂された備後福山藩内および備後国全域にわたる地誌で,稿本90巻34冊(完備),清書本89巻89冊(初巻欠,第27巻補充本)である。
駅家町向永谷の庄屋馬屋原重帯【しげよ】が著したもので,文化元年(1804年)に一応の編纂をおえているが,その後も改訂増補が行われている。
備後の国号や郡名の由来に始まって,歴代備後を治めた人々の事跡,さらに郡別に各町村の租高,産土神,寺院,城跡,古墳墓,伝説まで詳細に書かれており,福山志料などその後の郷土史書地誌類の底本になったものである。なお,現在も郷土史研究の原典として活用されている。
所 在 地 | 駅家町 個人(福山城博物館 寄託) | |
員 数 | 123冊 付 絵図 | |
構造・年代 | 文化元年(1804年) |