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「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月9日更新

「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」

 
東郷青児《バイオレット》1952年 損保ジャパン日本興亜

東郷青児《バイオレット》1952年 損保ジャパン日本興亜

 


 

本展は、鹿児島県出身の洋画家・東郷青児(1897-1978)の生誕120年を記念する回顧展です。

前衛画家としてその初期にイタリア未来派とも深く関わり、大正・昭和の美術をリードして大衆に親しまれた東郷は、青山学院在学中からすでに画才を発揮しました。音楽家の山田耕筰、画家の有島生馬らの知遇を受けて、1916(大正5)年、第3回二科展に《パラソルさせる女》を初出品、二科賞を受賞し華々しくデビューを飾り、1921(大正10)年フランスへ渡り、ピカソなどとも交流しました。そして、約7年間の滞欧後、帰国した東郷は、《超現実派の散歩》などシュルレアリスム風の作品を制作しましたが、その後、甘美で幻想的な女性像を描いた、いわゆる「青児美人」を確立して大衆の人気を博しました。

本展では、1920年代から1950年代までの作品を中心に、彼が30~50歳代に何を志向し、どのような活動をしたのか、制作において何を成そうとしたのかなど、人気を博した女性像にいたる表現プロセスを探るものです。藤田嗣治(1886-1968)と競作した百貨店の壁画《山の幸》、二科展出品以降初お披露目となる《扇》をはじめとする作品約60点の他、装丁本やデザイン資料など、およそ時代ごとに4章に分けて展示いたします。

当館では、2002年に開催した「東郷青児展 大正・昭和のモダニスト」からおよそ15年振り2度目の回顧展となります。1930年代以降、広く知られた「美人画」の形成過程をじっくりとご堪能いただけたらと思います。

詳細は、展覧会ホームページへ http://togoseiji120th.jp


会  期:2017年7月8日(土曜日)~ 9月3日(日曜日)

休 館 日:月曜日 *7月17日(月・祝)、8月14日(月曜日)は開館、7月18日日(火曜日)は休館

開館時間:9時30分~17時00分 *8月25日(金曜日)、8月26日(土曜日)、9月1日(金曜日)、9月2日(土曜日)は19時00分まで開館

観 覧 料:一般 1,000円(800円) 高校生以下無料 *(  ) 内は前売りまたは20名以上の団体料金
        
※前売り券は、ふくやま美術館ミュージアムショップ、JR福山駅観光案内所などで2017年7月7日(金曜日)まで販売。
※前売り券販売所は、ふくやま美術館ホームページまたはふくやま美術館にお問い合わせください。

主  催:(公財)ふくやま芸術文化振興財団 ふくやま美術館、福山市、産経新聞社、中国新聞備後本社

後  援:公益社団法人二科会

特別協力:損保ジャパン日本興亜

「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」チラシ [PDFファイル]


前売り券販売所
天満屋カードサービス(株)福山営業所(天満屋福山店内)、ガレリア・レイノ 福山店、福山リビング新聞社、啓文社、フジグラン神辺、さんすて福山、神辺文化会館、福山ニューキャッスルホテル、JR福山駅観光案内所、尾道市立美術館、華鴒大塚美術館、笠岡市立竹喬美術館
前売り券の販売は2017年7月7日(金曜日)まで

前売り券販売場所リスト  [PDFファイル]

※ 次の方は無料です。(証明となるものを各受付にご提示ください。)
・社会福祉施設に入所されている方。
・福山市,府中市,神石高原町に住所を有する65歳以上の方。(運転免許証や健康手帳など,住所・年齢が確認できるものが必要)
・身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳を持参する方及びその介護者の方。

 


《パラソルさせる女》1916年 一般財団法人 陽山美術館
《パラソルさせる女》1916年 一般財団法人 陽山美術館

 
《帽子をかむった男(歩く女)》 1922年 名古屋市美術館
《帽子をかむった男(歩く女)》 1922年 名古屋市美術館

《ビルヌーブ・ルーべの鐘楼》1922年 個人蔵 1922年 
《ビルヌーブ・ルーべの鐘楼》1922年 個人蔵 1922年

《サルタンバンク》 1926年 東京国立近代美術館 
《サルタンバンク》 1926年 東京国立近代美術館

 
《超現実派の散歩》1929年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
《超現実派の散歩》1929年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

 
《扇》1934年 久留米市美術館
《扇》1934年 久留米市美術館

 

《山の幸》 1936年 シェラトン都ホテル大阪
《山の幸》 1936年 シェラトン都ホテル大阪

 
《四重奏》1955年 損保ジャパン日本興亜
《四重奏》1955年 損保ジャパン日本興亜

 《レダ》1968年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
《レダ》1968年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
 
《望郷》 1959年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
《望郷》 1959年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
 

《星座の女》1944年 ふくやま美術館

《星座の女》1944年 ふくやま美術館


 

関連イベント

(1) 記念講演会「青児美人ができるまで」

日    時 7月8日(土曜日) 14時00分~15時30分(開場13時00分)
講   師 中島啓子 (東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館 主任学芸員)
会    場 ふくやま美術館2階 講義室
定    員 定員70名(当日先着順) ※聴講無料


(2)ワークショップ 「青児風キュビスムスコープを制作して、作品を鑑賞してみよう!」

日    時   7月30日(日 )13時00分~16時30分
講  師   渋谷 清(福山市立大学 教授)
協  力  福山市立大学教育研究交流センター
場  所  ふくやま美術館2階工芸・版画室
参 加 費   1人 1,000円(材料代含む)
対  象  小・中学生 20名 ※保護者の方の見学も可(要特別展観覧券)
定  員  20名 ※申込多数の場合は抽選
応募方法 【ハガキ】はたは【市HP電子申請システム(7月1日より受付開始)】に
       「郵便番号」「住所」「電話番号」「名前」「年齢(学年)」を明記し下記宛先まで。
        申 込 先  〒720—0067 福山市西町二丁目4番3号
       ふくやま美術館 「子ども造型教室」係
応募締切 7月16 日(日曜日)必着


(3)ギャラリートーク

日    時  7月14日(金曜日)、8月13日(日曜日)、8月27日(日曜日) 
      各日 14時00分~15時00分
場  所 ふくやま美術館1階企画展示室 ※特別展観覧券が必要
講  師 当館学芸員


(4)フライデー・イブニング・ギャラリートーク

日    時  8月25日(金曜日)、9月1日(金曜日) 
      各日17時30分~18時30分
場  所 ふくやま美術館1階企画展示室 ※特別展観覧券が必要
講  師  当館学芸員

詳細は、展覧会ホームページへhttp://togoseiji120th.jp

 

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