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遺芳丘小学校 ~ 校章制作者 藤本礼子 さん 感謝状贈呈式 ~
2月17日(水曜日),校章制作者の藤本礼子(ふじもと れいこ)さんをお招きし,
市からの感謝状と6年生児童代表からの感謝の言葉とプレゼントを贈りました。
(本来であれば開校式に実施する予定でしたが,新型コロナウイルス感染防止のため
規模を縮小して開催したことから,改めて企画しました。)
感謝状贈呈式
日時・場所
2021年(令和3年)2月17日(水曜日) 10時10分~10時25分
遺芳丘小学校 校長室
感謝状の贈呈を受ける者
遺芳丘小学校 校章制作者 藤本 礼子 さん
出席者
○開校準備委員会-委員長 伊藤武彦(東村町自治会連合会 会長),副委員長 島村莞爾(今津自治会連合会 会長)
○遺芳丘小学校-児童代表,校長ほか
○教育委員会事務局 職員
内容
1 校長あいさつ
藤本さん,本日は雪が降り寒い中,お越しいただきありがとうございます。そして何より,今年度より開校しました本校にとっては,大変重要な校章のデザインをしていただき,心より感謝申しあげます。
私も開校準備委員会の委員として,2年間様々なことの協議に関わらせていただいたのですが,とりわけ新しい校章のデザインについては,非常に期待感をもって臨んでおりました。市内の方々からの公募ということで,多くの案が寄せられた中で,本当にどの方のデザインも色々工夫されたものだったのですが,藤本さんのデザインを見たときに,その斬新さと,学校が大切にしようとしているところをしっかりとデザイン化してくださっているということが伝わって,本当に惹かれるものがありました。
子どもたちには開校前年度,東村小学校と今津小学校両校で,全校朝会の場でスクリーンに映し出して,「新しい校章が決まったよ」と発表したのですが,映像を映し出した瞬間に子どもたちの目が驚きというか期待感というか,わくわくしたような表情で「すごーい!」と言って嬉しそうな顔になっていきました。そして,一つ一つのデザインに込められた意味を説明していく中で,多くの子どもがうなずきながら聞いてくれていたのが,今でも鮮明に残っております。
そのような校章を得て開校した遺芳丘小学校ですが,コロナ禍での開校ということになってしまって,なかなか子どもたちが本来楽しめるはずのことが制約を受けたり,様々な状況の中での一年となっています。しかし,この校章に込められた,広く大きな世界に飛び立つというような想いを,しっかりと受け取りながら,コロナ禍だからこそできる学びをつくっていきたいと,子どもたちとともに職員も一緒になって頑張っております。
引き続き,この校章に負けない,藤本さんの期待に応えられるようにしっかりと子どもたちとともに歩んでいきたいと思います。
2 感謝状贈呈
3 児童からの感謝の言葉・プレゼント
【児童代表 6年 大林洸星(おおばやしこうせい)】
今日はお忙しい中,遺芳丘小学校に来てくださりありがとうございます。遺芳丘小学校の校章をつくってくださり,ありがとうございました。藤本さんがこの町をイメージして考えてくださったことが伝わりました。
【児童代表 6年 服部夢来(はっとりむく)】
私は最初なぜこの校章にしたのか分かりませんでした。でも想いを聞いてたくさん考えてくださったのが分かりました。友達は,星や色があって,学校の特徴が表され,今までにないデザインで嬉しかったと言っていました。私たちは,遺芳丘小学校一期生として,コロナでできないこともあったけれどできることを見つけて全力で取り組むことができました。
【児童代表 6年 大林洸星】
これからどのような未来になるか分かりませんが,松永湾からもっと広い世界に旅立っていけるように頑張ります。
☆プレゼント☆
メッセージカードと表裏で使い分けられる置き物
4 藤本さんあいさつ
本日はこのような場をつくっていただき,ありがとうございます。このような場は慣れていないのですごく緊張していますが,嬉しく思っております。選んでいただいてありがとうございました。
皆さん,私がデザインに込めた想いを大分,分かっていただいていると思ったのですが,もう一度お話しさせていただきます。一つ目は,先程児童代表のお二人に言っていただいたように,松永湾から大きな世界へ出ていって世界を広げてほしいという想いです。丸の中に遺芳丘という文字を書いていますが,丸は松永湾とみんなの輪を表しています。今皆さんは小さい輪の中にいるとしても,この先色んな人と知り合ってお友達も増えて,もっと大きな輪やたくさんの輪が出来ていきます。その輪ではいつも一人ではなく誰かに支えられて,誰かを支えているということ。そして誰かのことを思う,思いやりの心をもってほしいと思っています。二つ目に,三つの星です。目標や希望,夢をもってもらいたいということです。最初は校訓を一つ一つの星に当てはめてもらおうと思っていたのですが,もっと簡単な例で,テストで10点アップしたら一つ目の星が点灯というように,小学生の子どもたちの気持ちになって考えたので,そのように思ってもらえたらと思います。
私は20年以上京都に住んでいたのですが,6年前にこの町に戻ってきて今家族の下で両親がしていた刺繡業をしています。皆さんが着けている名札は私の母が作ったものです。この技術はできる人がほぼいなくなってきているので,この先も残していきたいという想いで,今私も勉強中です。
皆さんも目標や希望,夢をもって楽しい学校生活を送ってください。そしてもうしばらくコロナの影響で不自由な生活が続くと思いますが,負けずに頑張っていってもらいたいと思っております。本日はありがとうございました。
閉会後