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【2024年度】遺芳丘小学校 ~稲刈り体験を行いました~
遺芳丘小学校の3年生60人が、田植え体験・地域探検(6月)、かかし作り体験(9月)に続いて、東村地域の方々の指導のもと、稲刈り体験を行いました。
田植え・稲刈り体験は、旧東村小学校の特色ある教育活動を継承したもので、遺芳丘小学校の開校後も継続して実施しています。
自分たちが植えた苗の稲刈りを体験することを通して、地域への愛着と自分たちが日常食べているお米への関心、産業としての農業への理解を深めるとともに、この4か月を通して、地域の皆さんとたくさん触ふれあうことができました。
日時・場所
2024年(令和6年)10月9日(水曜日)9時30分~11時40分
旧東村小学校と学校前の田んぼ
内容
1 開会式
児童代表あいさつ
東村町まちづくり推進委員会 伊藤委員長あいさつ
校長あいさつ(延近 良祐)
「いよいよ収穫の日が来ました。6月に田植え、9月にかかし作り、そして今日は稲刈りです。
この3つを体験することはなかなかありません。すごいことです。
先日、東村へ来た際、稲が育ち、穂が垂れてきているのを見ました。
田んぼもとても綺麗に手入れしてくださっています。
米作りは、苗を植えるまでにもたくさんの準備が必要です。
植えた後も、草を取ったり、刈ったり、虫を駆除したり、すずめを追い払ったり、水の管理をしたり、やることがたくさんあります。
これらをすべて、長い期間かけて地域の皆さんがしてくださり、今日の稲刈りをすることができます。
地域の皆さん、田植えから稲刈りまで長い期間世話をしてくださり、ありがとうございます。
子どもたちにとってかけがえのない体験になると思います。
地域の方の説明をしっかり聞きながら、稲刈りを楽しみましょう。」
2 体験学習(稲刈り体験・芋ほり体験)
2-1 稲刈り体験
鎌を使い、一束ずつ手で刈っていきました。
事前に、地域の方が発砲スチロールで育ててくださったお米を使い、刈り方や束ね方も丁寧に説明してくださいました。
例年、鎌での稲刈りと合わせて、コンバインでの収穫も見学させていただいていましたが、明け方までの雨の影響でぬかるみがひどく、機械を動かすことができなかったため、みんなで力を合わせ、すべて手作業で刈り切りました。
▲事前指導1:鎌での刈り方
▲事前指導2:束ね方
▲地域の皆さんの管理のおかげで、稲は見事に成長していました。かかしたちの見守りも欠かせません。
▲初めての鎌で一生懸命刈りました。
▲田植えに続き、稲刈りもあっという間に習得。
▲「やったー!」
▲束ねるのも一苦労です。
▲力仕事は続きます。
▲おいしくなぁれ!
▲地域の方が「お米になるまでの過程」も準備してくださいました。
▲しっかり感触を確かめていました。本物に触れることで、より関心を高め、理解を深めることができました。
2-2 芋ほり体験
地域の方が子どもたちのためにさつまいもの苗を植えてくださり、稲刈りのタイミングで芋ほりをさせていただく予定でした。
残念ながら、まだ成長途中で収穫はできませんでしたが、びっしりと生えた細い根を観察する等、新しい発見もできました。
3 閉会式
児童代表あいさつ
「今日は稲の刈り方を教えてもらいました。地域の皆さん、ありがとうございました。」
伊藤委員長あいさつ
「明け方までの雨で土がぬかるみ、今日はコンバインでの収穫はできませんでしたが、例年よりたくさん手で刈ることができました。
稲刈りを十分体験していただけたと思います。手を怪我することなく良かったです。
残念ながら、さつま芋はとても小さく、まだ親指くらいの大きさでした。
あと1か月くらい経てば収穫できると思います。また機会があれば、堀りに来てくださいね。
刈った稲は、いつもは乾燥機で乾燥させてから米にしますが、今日は手ではぜかけしてもらいました。
はぜかけは手間がかかりますが、乾燥させている間、茎の養分が穂先まで下りてくるので、機械よりおいしいお米になります。
これからお米にした後学校に届けますので、楽しみにしていてくださいね。
地域の皆さん、お疲れさまでした。子どもたちにとってとても良い経験になったと思います。
この東村地域で体験したことが、子どもたちのまた子どもたちにも引き継がれていくことと思います。」
校長あいさつ
「稲刈りは楽しかったですか?なかなかできない経験でしたね。
鎌を初めて持った人?(ほぼ全員の手が上がる。)この先、鎌を使うことは、なかなかないかもしれません。
最初はなかなか切れませんでしたが、段々と使い方が上手になっていきましたね。
稲を藁で束ねたり、はぜにかけたりするのも難しかったですね。
通常は乾燥機で乾燥しますが、今日のように天日干ししたお米はとてもおいしいです。
これから地域の皆さんに精米していただき、学校に届けていただく予定です。
地域の皆さん、4か月に渡り、子どもたちのためにありがとうございました。
本当に良い経験になりました。お米も楽しみにしています。」
6月の田植えの事前準備に始まり、子どもたちがスムーズに手刈りを体験できるよう、今日まで大変な準備を重ねてきてくださった東村地域の皆さん。
今年度も長期間に渡り、ありがとうございました。
4 その他
東村での地域学習振り返り