広島厚生年金健康福祉センターサンピア福山(愛称ウェルサンピア福山)は,厚生年金保険法第79条の規定に基づき,国民の福祉と文化の増進を目的とした厚生年金福祉施設として,平成6年に設置され,健康福祉と文化の向上,地域の発展に寄与してきました。 しかしながら,平成16年3月与党年金制度改革協議会は,年金・健康保険福祉施設の抜本的見直しを行うこととし,今後施設の売却・廃止を進め,経営委託公益法人についても,その廃止を含めた徹底した整理合理化を進めることで合意がなされました。 しかし,厚生年金福祉施設は地域にとって必要な施設であり,施設のあり方や必要性については,本質的な論議がされていない状況です。一律に売却・廃止を進めることは,各施設における経営努力と地元自治体,住民の意向を無視した結論と言わざるを得ません。 ウェルサンピア福山は,地元企業,住民,関係機関等多くの協力により誘致・設立され,以来県内外の客が利用する宿泊,各種集宴会やスポーツ施設の利用など,福祉の向上,健康増進に貢献してきました。まさに地域に根づいた施設と言えます。 よって,政府(国)におかれては,長年にわたり地域住民の健康福祉向上と,経済に大きな役割を果たしている,広島厚生年金健康福祉センターサンピア福山(愛称ウェルサンピア福山)を従来どおり存続されるよう強く要望します。 上記のとおり,地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 2005年(平成17年)9月7日 福山市議会 |