ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

手足口病について

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月25日更新

 手足口病とは

 口の中や手足などに2~3mmの水疱性の発疹が出る、急性ウイルス性感染症です。
 5歳以下の子どもを中心に、主に夏に流行します。
 この病気の原因となる主なウイルスは、コクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71です。

症状

 感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底、足背などに2~3mmの水疱性発疹が出現します。
 発熱は約3分の1の患者に認められますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことは通常ありません。
 ほとんどの患者は、数日のうちに治る病気です。
 しかし、まれに髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、患者の経過を注意深く観察し、合併症に注意する必要があります。そのため、高熱、2日以上続く発熱、嘔吐、頭痛、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりしているなどの症状が見られた場合は、すぐに医療機関に受診するようにしてください。

感染経路

 主に、咳やくしゃみによる飛沫感染、便の中に排出されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの接触感染です。

予防方法

  • 流水とせっけんによる「手洗い」「うがい」をしましょう。
  • 咳やくしゃみをする時は、他の人から顔をそらしたり、ティッシュペーパーなどで口と鼻を覆いましょう。
  • 感染者との密接な接触は避けましょう。
  • タオルの共用は避けましょう。
  • 症状が無くなった後も、患者の便の中には2~4週間の長期にわたりウイルスが含まれるため、トイレやおむつ交換の後、食事の前には特に「手洗い」が大切です。

関連情報

  福山市内の感染症発生状況
  手足口病に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)
  手足口病とは(国立感染症研究所ホームページ)