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流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)について
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月24日更新
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とは
ムンプスウイルスによる、片側あるいは両側の唾液腺(耳の下あたり)の腫れと痛みを特徴とする感染症です。
流行に季節性はなく、年間を通して患者の発生が見られます。患者数は3~4年の周期で増減する傾向があり、年齢別では3~6歳の子どもに多く見られます。
症状
潜伏期間は2~3週間と言われています。
唾液腺(耳の下あたり)の腫れ、痛み、発熱を主な症状として発症し、通常1~2週間で軽快します。
基本的に症状は軽症ですが、合併症として無菌性髄膜炎を発症することもあります。
また、思春期以降の男性では睾丸炎、女性では卵巣炎を併発することがあります。
感染しても発病しない(不顕性感染)場合も多くある(30%~35%)とされています。
感染経路
飛沫感染、接触感染により感染します。
感染力はかなり強いとされています。
予防方法
- 流水とせっけんによる「手洗い」と「うがい」をしましょう。
- 患者との接触を避けましょう。
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の予防には、予防接種が効果的です。ただし、任意(自費)の予防接種になりますので、予防接種を希望される際は、かかりつけ医に相談してください。
関連情報
福山市内の感染症発生状況
流行性耳下腺炎(ムンプス,おたふくかぜ)(国立感染症研究所ホームページ)
おたふくかぜワクチンについて(国立感染症研究所ホームページ)