第17回　福山道路と福山沼隈道路のドライブ気分を満喫しよう！！

　福山道路の瀬戸町長和から赤坂町に至る3.3ｋｍ区間については，2019年（令和元年）11月から工事が始まり，事業者である国土交通省により，盛土工事や橋梁工事などが進められています。

　福山沼隈道路については，事業者である広島県により，草戸町における高架の橋梁工事などが進行しています。

　このように，福山道路と福山沼隈道路の一日も早い開通に向けて，工事が鋭意に進められていますが，大規模な橋梁やトンネル工事などもあることから，開通までにはもう少し時間がかかります。
　そこで，開通後の福山道路3.3ｋｍ区間と福山沼隈道路を走行する疑似体験ができる「走行シミュレーション動画」をご用意しました。

※動画は，片側2車線の4車線となっていますが，現時点では，両路線とも暫定で片側1車線の供用開始を予定しています。

　疑似体験いかがでしたか？
　動画は，まず，上空からの視点でスタートし，その後『赤坂バイパス～福山道路3.3ｋｍ区間～福山沼隈道路』の区間を疑似走行しました。信号や横断歩道がない道路で，目的地までのスムーズな移動を体験できたかと思います。

　福山市では，政策や市政運営に繋げるために，市政モニター制度を創設し，市政に関するアンケートを行っています。

　2021年（令和3年）7月に実施したアンケートでは，今後の幹線道路網整備の参考とするため，福山道路及び神辺水呑線（かんなべみのみせん）の未事業化区間への期待度やその理由についてお聴きしました。
福山道路及び神辺水呑線の概要をお示しします。

　・アンケートの結果， 「大いに期待する」が39.2％で最も高くなっています。次いで「期待する」が34.0％「どちらとも言えない」が16.4％で続いています。【 期待する層（「大いに期待する」＋「期待する」）】が7割強となっています。
　・「大いに期待する」 「期待する」内容については，「移動時間の短縮（渋滞の緩和）」が90.9％で最も高くなっています。次いで，「車を運転する時の快適さ」が40.5％，「交通事故の減少」が36.3％で続いています。
　・「全く期待しない」「期待しない」理由については， 「財政負担が大きい」が66.0％で最も高くなっています。次いで「期待するほどの整備効果がない」，「沿線住民への影響が大きい」が44.7％で続いています。

　・アンケートの結果， 「期待する」が42.3％で最も高くなっています。次いで，「大いに期待する」が32.7％，「どちらとも言えない」が16.8％で続いています。【期待する層（「大いに期待する」+「期待する」）】が4分の3程度となっています。
　・「大いに期待する」「期待する」内容については，「一般国道２号の明神交差点の渋滞解消」が83.7％で最も高くなっています。次いで「入江大橋の渋滞解消」が77.3％，「福山道路の利便性向上」が48.7％で続いています。
　・「全く期待しない」「期待しない」理由については， 「財政負担が大きい」が61.1％で最も高くなっています。次いで「期待するほどの整備効果がない」が55.6％，「沿線住民への影響が大きい」が38.9％で続いています。

　市政モニター制度や今回のアンケート内容についてはこちらをクリック↓

　今回のアンケートでは，福山道路や神辺水呑線の整備促進を「大いに期待する」「期待する」意見は7割以上を占め，その大半の方は「渋滞の緩和・解消」「移動時間の短縮」を望まれていることがわかりました。
　また，財政負担や沿線住民への影響により整備を期待しないという意見や，整備促進について「どちらとも言えない」という一定数の意見もあることがわかりました。
　今後も，今回のアンケート結果などを参考に，国・県と連携を図りながら事業化に向けた検討を進めるとともに，具体的な整備内容や整備効果など，よりわかりやすい情報発信を行ってまいります。