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アルコールと健康

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年11月10日更新

アルコールと健康

アルコールは飲み方を間違えると,心と体の健康に深刻な影響をもたらします。アルコールによる健康障害は本人の健康の問題だけでなく,家族や周囲の人への影響や社会問題へも発展するリスクがあります。

WHO(世界保健機関)によると,アルコール依存症は60以上もの病気や外傷の原因になると指摘されています。肝炎や脂肪肝,膵炎などの疾患や,生活習慣病や消化器系のがんの背景にアルコール依存症がある可能性があります。また,こころの健康にも大きな影響があります。うつ病や不安障害,パニック障害などの背景にアルコール依存症がある場合もあります。自殺をした人のうち3分の1の割合で直前の飲酒が認められるというデータもあります。

適切な飲酒とは

厚生労働省が示している適切な飲酒量の目安は,1日平均純アルコール量20g程度です。

適正飲酒の図

※この量はあくまで目安です。次のいずれかに当てはまる方は目安より少ない量が適量です。

  • 女性
  • お酒に弱い方
  • 少量の飲酒で顔が赤くなる方など

 

普段の飲酒量や飲み方をチェックしてみましょうビール

あなたの普段の飲酒量はどれくらいですか?

表を参考に,飲酒量をドリンク数で表し計算してみましょう。

※ドリンクとは、飲酒量の単位のことをいいます。1ドリンク=アルコール10gとなります。   

ドリンク換算表

※適切な飲酒量とは,1日平均2ドリンク(=20g)程度です。

 

 

飲み方をチェックしてみましょう(アルコール依存症スクリーニングテストAlcohol Use Disorders Identification Test)

   次のチェック表に答えて、飲み方チェックをしてみましょう。

オーディット図

 

あなたの健康を守るための12の飲酒のルール

  1.  飲酒は1日平均2ドリンク(=20g)以下
  2.  女性・高齢者は少なめに 
  3.  赤型体質の人も少なめに
  4.  たまに飲んでも大酒しない
  5.  食事と一緒にゆっくりと
  6.  寝酒は極力控えよう
  7.  週に2日は休肝日
  8.  薬の治療中はノーアルコール
  9.  入浴・運動・仕事前はノーアルコール
  10.  妊娠・授乳中はノーアルコール
  11.  依存症者は生涯断酒
  12.  定期的に健診を

やめよう!不適切な飲酒

多量飲酒

一日平均純アルコール量 60gを超える量

危険な飲み方

イッキ飲み(ビンジドリンキング)

短時間に大量のアルコールを摂取すると,肝臓でのアルコール分解が追いつかず,血中アルコール濃度が急激に高まり,中枢神経や呼吸中枢が麻痺し,急性アルコール中毒になる可能性があります。

 

アルコール・ハラスメント

飲酒の強要など,お酒にまつわるいやがらせや人権侵害をいいます。

 

20歳未満の飲酒

令和4年4月に成人年齢が引き下げられた後も,未成年者飲酒禁止法により,満20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

 

飲酒運転

道路交通法及び自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律により,禁止されています。

飲酒を知っていて車を貸した人・同乗した人も罰せられます。

 

妊産婦の飲酒

流産,早産のリスクが高まるだけでなく,生まれてくる子どもに障がいを起こす可能性があります。

妊娠中だけでなく授乳中も禁酒しましょう。

 

 

アルコール依存症とは

アルコール依存症とは,大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで,お酒がないといられなくなる状態のことをいいます。アルコール依存症は専門的な治療や断酒によって,回復できる病気です。

 

アルコール依存症の主な症状

アルコールが体から抜けきると,イライラや不眠,頭痛,吐き気,下痢,手の震え,発汗,動悸などの離脱症状がでます。それを抑えるためにまた飲酒をくりかえすという状態になります。また,アルコール依存症の人はそうでない人と比べて自殺の危険性が約6倍高いとされています。

 

アルコール依存症の治療と回復

アルコール依存症から回復するためには,断酒が必要です。本人や家族の力だけでなく専門医療機関への受診や自助グループへの参加が回復を助けます。

 

相談窓口

アルコールに関すること,アルコール依存症でのお悩みについて相談できます。

お住まいの地域ごとに,相談をお受けしております。まずはお電話でお問合せ下さい。

 

健康推進課    (084)928-3421

松永保健福祉課  (084)930-0414

北部保健福祉課  (084)976-1231

東部保健福祉課  (084)940-2567

神辺保健福祉課  (084)962-5055 

 

医療機関

 広島県依存症専門医療機関(アルコール健康障害)では,専門治療を受けることができます。

  早期に相談・適切な治療及び回復支援をうけられるようお近くのアルコ―ル健康障害サポート医等にも

 相談できます。

 

 広島県依存症専門医療機関(アルコール専門医) 

 広島県アルコール健康障害サポート医

 

自助グループ

同じ悩みを抱える仲間どうしが集まって意見交換したり,話し合いながら回復を目指すためのグループです。

治療をしながら参加することがおすすめです。

 

福山市で活動しているアルコールに関する自助グループ(2023年(令和5年)11月現在)

対象

グループ名

開催日時

場所

問い合わせ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルコール依存症からの回復をめざす人と家族

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NPO法人

福山みずほ断酒会

毎週金曜日

19時00分~21時00分

福山市市民

参画センター

理事長:滝澤 

084-956-5563

第1・4月曜日

19時00分~20時30分

沼隈支所

アルコール酒害相談

第2土曜日

(変更あり)

19時00分~21時00分

※要予約

福山市市民

参画センター

福山市断酒会

毎週火曜日

19時00分~21時00分

福山市市民

参画センター

安原

090-7124-1401

備後断酒友の会

毎週金曜日

(ただし,第2日曜日の前の金曜日は休み)

13時30分~14時30分

第2日曜日

13時30分~15時30分

地域生活支援

センター 

「ひだまり」

事務局

地域生活支援センター

ひだまり

084-977-1200

福山断酒新生会

毎週木曜日

19時00分~21時00分

箕島ふれあい

会館

会長:佐藤

090-7505-0291

Aa ローズグループ

※当事者のみ         

毎週火曜日

19時00分~

カトリック

福山教会

事務局

Aa中四国セントラル

オフィス(Csc0)

082-246-8608