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歯と口の健康 ~子ども編~
子どもの歯について
むし歯予防には,歯みがきと生活習慣が大きく関係しています。
歯が生えてきたけど,どのように磨けばいいの?・・・ 自我が芽生えてきて,歯みがきが難しい・・・
そういったお悩みを解決できるよう,お子さんの歯と口の健康を守るポイントなどを紹介します。
歯のマメ知識
乳歯は,生後7~8か月頃から下の前歯が生え始めます。生えてきたばかりの歯は,エナメル質のミネラル構造が未成熟です。数年かけて「だ液」の力を利用しながら,丈夫な歯に成長していきます。
乳歯は,永久歯に比べてエナメル質が薄く弱いため,むし歯になりやすく進行も早いので気をつけましょう。
1歳6か月頃に「第一乳臼歯」(奥歯)が生えてきて,2歳半から3歳頃に全部で20本の乳歯が生えそろいます。歯が生える時期や順番にも個人差があり,多少前後する場合もあります。
乳歯はなぜ大切?乳歯の役割
● 食べ物を噛む
● 発音を助ける
● あごの発育を助け,顔の形を整える
● 永久歯が正しい位置に生える目印になる
歯みがきについて
まずは・・・スキンシップの一環として,口のまわりを触れられることに慣れさせましょう!!
(1)歯が生えてきたら,何から始めるの?
乳歯が生えてきたら,口の手入れを始めましょう。最初は,湿らせたガーゼなどでやさしく拭きましょう。
(2)歯みがき習慣の準備はどうするの?
手のひらで頬をさわったり,人さし指のはらで唇をさわったりすることで,口をさわられることに慣れさせましょう。また,日頃からお子さんの口の中をみる習慣をつけることも大切です。
(3)歯ぶらしはいつから始めるの?
上下の前歯が生えてきた頃から,歯ブラシを使って「仕上げみがき」のスタートです。上唇の裏のスジに歯ブラシがあたらないように気を付けて磨きましょう。
⑷仕上げみがきは,どうやってするの?
●抱っこみがき:抱っこをして,保護者側の子どもの手を保護者の脇の下に挟んでみがく。
●寝かせみがき:1歳を過ぎる頃からは,寝かせてみがく。(嫌がるような,座らせみがきや立たせ後ろみがき)
むし歯をつくる4つの条件
定期健診を受けましょう
子どもにとって口は,「食べること」「発音すること」「表情をつくること」だけでなく,ものの形・大きさ・固さの感覚を学習する機能をもっています。また,歯みがき習慣やよく噛んで食べる習慣なども身につけましょう。
1歳6か月を過ぎたら,かかりつけの歯科医院を決めて,定期的に歯科健診を受けましょう。むし歯の有無以外にも,お子さんの口の状態にあわせた指導を受けましょう。
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