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令和4年第1回定例市議会 市長説明要旨(3月7日追加議案分)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月7日更新

 ただ今,御上程になりました議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。

 まず,新型コロナウイルス感染症に係る本市の状況について御説明いたします。まん延防止等重点措置が昨日をもって解除されたものの,感染者数については高止まりの状態が続いています。
 こうした状況を踏まえ,この度の補正予算では,感染拡大防止と社会経済活動の両立をめざした施策を講じるものです。

 まず,感染拡大を防止するため,保育所,幼稚園,学校等に消毒液などの衛生用品を配備するとともに,衛生設備整備を進めていきます。
 中小事業者への支援としては,売上げが減少した事業者に応援金を給付するとともに,施設園芸農業者と漁業者に対しては高騰した燃料費の一部を補助します。観光バス事業者に対しては,貸切バスによる旅行商品の造成支援を行います。また,中小事業者の採用力強化に向けて,ホームページの充実などの費用を補助します。
 市民等への消費喚起策としては,宿泊料金の割引などを行う観光応援キャンペーンの実施に向けて準備を進めます。
 デジタル化への対応支援として,スマートフォンの利用を希望する高齢者1万人の方に対し,機器の購入から使い方までを一体的にサポートします。

 国の補正予算に呼応するものとしては,道路や橋りょう等の長寿命化補修のほか,通学路の安全対策,小・中学校等の外壁改修,川南土地区画整理事業などを行います。サテライトオフィスやコワーキングスペースを開設・運営する民間事業者への支援を行い,本市への新たな人の流れを生み出します。国による給与の引上げへの対応として,私立の保育所や認定こども園などで働く方々の処遇改善に必要な費用を補助します。子ども家庭総合支援拠点と県の児童相談所の連携強化に向け,児童相談システムを改修します。

 篤志家などからの御寄附については,福山城築城400年記念基金や鞆町歴史・文化のまちづくり基金などに積み立てるほか,御寄附いただきました皆様のそれぞれの思いに沿った対応をしてまいります。

 人件費については,昨年の人事院勧告に伴う期末手当の支給月数を0.15月分引き下げる給与改定のほか,保育士や看護師などの処遇改善による所要の調整を行うものです。

 公債費については,今後の増嵩を見据えた対策として,減債基金への積立てを行います。また,繰上償還を実施し,市債残高などの縮減に取り組みます。

 事業執行上の必要性から,繰越明許費等について必要な措置を講じています。

 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計において87億2,256万4千円の増となり,全会計では104億6,032万4千円の増となりました。

 予算以外の議案といたしましては,「福山市行政財産の使用料に関する条例及び福山市旧学校施設条例の一部改正について」を提出しています。

 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。


 本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。