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施設概要等
・施設概要
・成り立ち
施設概要等
施設概要
◇所在地 広島県福山市三吉町南二丁目11番22号
◇診療時間 8時30分~17時15分
◇休診日 土・日曜日、祝日、年末年始
◇管理者 徳田 桐子
◇診療科 小児科・小児神経科・児童精神科・精神科
◇医 師 常 勤:荻野 竜也 月~金曜日
常 勤:徳田 桐子 月~金曜日
非常勤:平 理英子 月曜日、水曜日、木曜日、金曜日
非常勤:伊予田 邦明 月3回 火曜日午後、水曜日、木曜日午前
非常勤:岡田 あゆみ 月1回 月曜日
非常勤:重安 良恵 月1回 金曜日
非常勤:竹内 章人 月1回 火曜日
※2025年(令和7年)4月1日現在
施設内の写真
在籍職種
◇ 医師、保健師、公認心理師、作業療法士、言語聴覚士、保育士、医療事務、主事
成り立ち
子どもの発達に関する相談件数が増加傾向にある中、保育現場や教育現場においても集団生活に課題のある子どもが数多く報告されており、相談・診療・支援へのニーズが急増しています。
10年前、広島県内には専門療育機関が県西部に偏在しており、発達障がいに関して継続的に医療・療育支援が受けられる公的機関が県東部にはありませんでした。
このような状況において、子どもたちが健やかに成長し、子どもとその家族が地域で安心して暮らすことができるよう、専門的診断に基づいて幼児期からの適切な支援を行うことを目的に、こども発達支援センターの整備に取り組むこととなりました。
そこで、2012年(平成24年)10月、専門的診断に基づく相談・診療・発達支援等の機能を併せ持った支援拠点施設として、福山市にこども発達支援センターを整備しました。
運営は、福山市(連携中枢都市)、三原市、尾道市、府中市、竹原市(※)、世羅町、神石高原町、笠岡市、井原市の7市2町が共同で行っています。
※竹原市は、2024年(令和6年)4月に加入
めざす支援
こども発達支援センターは、発達に課題のある子どもとその保護者に対する支援を行うとともに、地域の関係機関に対する支援も行います。また子どもの課題だけなく、家庭や周囲環境の問題から派生する発達の課題にも配慮しながら、地域のコーディネートも行っています。
基本的な考え方
理念
子どもの健やかな成長のために、発達に課題のある子どもへの支援と、その家族への子育ての支援及び地域の支援を行います。
発達に課題のある子どもと家族が、より身近な地域で安心して暮らすことができるよう、子ども一人ひとりの特性に応じた支援と家族への子育ての支援を行うとともに、地域での健やかな日常生活のため、地域の療育支援関係者等への助言等を行っていきます。
役割
地域や専門機関との連携の中で、早期発見・早期支援の中核を担います。
発達の課題を早期に見つけ、必要な支援に結び付けることは、本人とともにその家族にとっても非常に重要なことです。早期から支援することで、生活上の困難が軽減され、社会生活における不適当等の二次障がいを防ぐこととなります。
こども発達支援センターは、専門的な支援を行う中核として、日常的な支援を行う地域の医療機関や保育所、幼稚園、こども園、療育機関、関係機関等と連携を図りながら、重層的に早期発見と早期支援を実践していきます。
位置付け
県東部地域の療育に関わる各種施設や機関とのネットワークを形成し、コーディネーターとしての機能を有する拠点となります。
支援においては、医療・福祉・保健・教育などの関係施設・機関における連携は不可欠です。各機関が共通の視点で対象者の支援を行えるよう、より有効的なネットワークを築く中で、コーディネーターとしての役割を担っていきます。
ネットワーク
早期発見のためのネットワーク
7市2町のネットワーク
◇関係市町連絡会議◇
【目 的】 専門的診断に基づく幼児期からの適切な支援を広域において推進するため、必要な事項について検討し,連携を図る
【会 員】 7市2町の関係部課長
【協議内容】 センター運営内容等
【開 催】 年2回
◇ネットワーク協議会◇
【目 的】 発達障がいのある児童を支援するための情報共有及び支援方針を検討する
【委 員】 7市2町の実務者
【協議内容】 支援方法の検討等
【開 催】 年1回
医療・福祉・保育・教育のネットワーク
◇福山市発達支援に関する連絡会議◇
【委 員】 福山市医師会、松永沼隈地区医師会、府中地区医師会、深安地区医師会、広島県立福山若草園、広島県立若草育成園、福祉部(障がい福祉課)、保健部(こども発達支援センター)、ネウボラ推進部(保育指導課)、学校教育部(学びづくり課)、広島県(障害者支援課)
【協議内容】 発達支援に係る情報共有と協議、外来診療の状況 など
【開 催】 年2回程度
専門職種への教育・研修
発達障がいに係る支援者の育成を目的として、医師や教師等の研修の受け入れを行っています。子どもの発達に関わる相談や診察、訓練などの医療的支援の実際をとして、発達障がいの診断の概念や保護者への支援についての考え方を理解することを目的としています。
医師等への研修
2018年度(平成30年度)から、広島県「発達障害医療機関ネットワーク構築事業」において、「地域連携拠点医療機関」の指定を受け、地域における適切かつ円滑な発達障がいの診療体制を確保するために、発達障がいを診療できるかかりつけ医を養成し、さらに、専門医とかかりつけ医との医療連携体制を構築することを目的として、県内の医師及び医療従事者を対象に、陪席研修を受け入れています。また、こども発達支援センター独自で県外医師に対しても研修の受入を行っています。
【内容】
・発達障がいに係る診察や結果説明の場面に同席し、専門医による実際の診療の様子を見学する。
・患者の症例について専門医によるスーパーバイズを受ける。
教員への研修
2020年度(令和2年度)から、小学校の通常学級および特別支援学級などの教育現場において、発達障がいの支援を授業やクラス運営に活かすために、教員の研修を受け入れています。研修者は、こども発達支援センターで6か月間勤務し、相談、診療等の業務にスタッフとして従事しています。
【内容】
・発達障がいに関する相談の見学、実施
・小学校等における個別の教育支援計画や指導計画の作成、活用、見直し
・医師における診察の補助等
・ケースカンファレンスへの参加