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歴史的港湾施設(船番所)
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月2日更新
大可島から延びる大波止の背後,1段高い場所に船番所跡が残っています。
江戸時代初期に,初代鞆奉行 荻野新右衛門重富によって造られ,船の出入を取り締まるだけでなく,船の出入の安全も監視していました。
岩盤上に見事な石垣が今も残っていますが,その上に敷地を造成し,番所の建物が建っていました。
現在の建物は,昭和30年頃建て替えられましたが,よく旧観を留めています。
船番所の上手には,延宝年間(1673年~1680年)に鐘楼が建ち,時を告げるだけでなく,港周辺で緊急事態が起きたときも打ち鳴らしたようです。