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いぶくろ聖志さん 手織中継表製作現場を視察!
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年8月16日更新
ふくやま伝統産業応援大使のいぶくろ聖志さんが、7月20日(土曜日)に福山の伝統産業の1つであるびんご畳表の手織中継表の製作現場を見学されました。
2023年10月には手織中継表製作の技術が国の選定保存技術に選定されています。
織機は足踏み式で、ペダルを踏んで藺草を20回ほど横に通し、手動のコテで縦方向にたたいて織り上げます。
1枚の畳表を仕上げるのに丸1日かかるそうです。織機も手作りで、メンテナンスや修復も自前でされているそうです。
いぶくろさんにも手織機で実際に中継表の製作を体験していただきました。
※いぶくろ聖志さんが現場で感じたことについて動画を作成されました。
中継表とは
従来の畳表は1本の長い藺草で織った引通表が用いられていますが、中継表は2本の藺草を両端から通して中間で繋ぐため、短い藺草でも畳表の材料として使用することができます。
中継表製作の技法では、太さが均一な藺草の中間部分のみを使用することで良質な畳表の製織が可能となり、様々な文化財建造物の畳にも使用されています。