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広島県伝統的工芸品に手織中継表が指定されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年7月31日更新

 広島県では、県の風土と県民生活の中で育まれ、受け継がれてきた伝統的な工芸品を「広島県伝統的工芸品」として指定しています。本年6月30日付けで、「手織中継表」が新たに指定されましたので、県の指定書を製造事業者に授与しました。

 なお、今回の手織中継表は、備後絣(1992年3月指定)につづいて、本市では2件目の伝統的工芸品の指定となります。

 

指定年月日:2025年(令和7年)6月30日

工 芸 品 名 :手織中継表

製 造 者:岡本 祐子

製造者と指定書の写真

手織中継表とは

 備後地域は、気候風土や地質が良質かつ耐久性の高い藺(い)草の栽培に適していたことから、畳表などの藺(い)業が地域の産業として発展しました。

 江戸時代初期に、山南村(現在の沼隈町)にて、捨てられていた短い藺(い)草の先を交差させて織り上げる「中継表」が考案されたことで、飛躍的に量産が可能となります。 以後、400年余り、地域経済の中心に畳表の製織がありました。

 手織中継表の特長は、良質な藺草と染土で製造されることによる白銀色の艶と風合いに、変色しづらい耐久性を持ち、重要文化財などに使用され、畳表の最高級品としての地位を得ました。

手織り作業の写真 織り上がった畳表

 

広島県伝統的工芸品について

〇指定要件

 ・製造過程の主要部分が手工業的であること

 ・伝統的な技術または技法により製造されるものであること

 ・伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること

 ・主として日常生活の用に供されるものであること

〇指定品目

 既存指定品目:一国斎高盛絵、銅蟲、三次人形、宮島焼、戸河内刳物、戸河内挽物、備後絣、

 新規指定品目:手織中継表、大竹手すき和紙、大竹鯉のぼり 

 (広島県HP)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/denntoutekikougeihinn/