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調査・研究について

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月7日更新

 調査・研究した内容は次のとおりです。

2019年度

 福山市内で市販された乳および乳飲料中アフラトキシンM1汚染実態
 (第115回日本食品衛生学会学術講演会で口頭発表)(要約)

 アフラトキシンB1(かび毒の一種)が動物の体内で代謝されることで産生され,尿や乳へ移行する物質であるアフラトキシンM1についての汚染実態を調査しました。

 結果は,すべての検体で乳のアフラトキシンM1の基準値(0.5μg/kg)未満となりました。また,夏期(6~8月)の牛乳(0.073μg/kg)及び乳飲料(0.079μg/kg)の各1検体が比較的高濃度(EUの加熱処理乳の基準値0.050μg/kg超)を示しました。乳のアフラトキシンM1濃度は夏期及び冬期で有意差がありませんでした(P>0.05(有意水準5%))。

 次に検出下限値を超えてアフラトキシンM1が検出された検体の汚染度をアフラトキシンM1検出率として評価し,同時期に製造された乳と乳飲料を比較したところ,夏期は乳55.1%,乳飲料12.0%,冬期は乳45.8%,乳飲料4.0%となり,いずれも乳飲料の方が有意に低い結果となりました(P<0.01(有意水準1%))。

 これらの結果から,すべての検体が乳のアフラトキシンM1の基準値を下回ったため,市内を流通する乳及び乳飲料の安全が確認されました。乳のアフラトキシンM1汚染は,動物の飼料のアフラトキシンB1汚染に影響されるため,飼料の汚染の程度は低かったと考えられます。
 比較的高濃度のアフラトキシンM1を検出した2検体は,共に夏期に製造されていますが,かびは夏期に繁殖しやすいため,今後も継続的に調査(特に夏期において)することが重要です。

 また,乳飲料のアフラトキシンM1検出率は,乳と比較し有意に低い結果となりましたが,乳飲料は生乳または乳製品を主要な原材料とすることから,乳製品の汚染の程度や製造工程により,アフラトキシンM1検出率が低くなった可能性が考えられます。

2018年度

 乳・乳飲料中のかび毒(アフラトキシンM1)の調査研究について

 アフラトキシンM1は,アフラトキシンB1(かび毒の一種)が動物の体内で代謝されることで産生され,尿や乳へ移行する物質です。ヒトに対して発がん物質の可能性があるとされており,主に乳及びその加工品への汚染が問題となっています。そこで,アフラトキシンM1の検査体制を確立し,乳及び乳飲料の実態調査に取り組みました。本調査結果から,市内で販売されている乳及び乳飲料中のアフラトキシンM1濃度は,乳の基準値を下回ることが確認できました。

2017年度

 河川浄化チャレンジ月間に携わって

 AEMC(芦田川環境マネジメントセンター)が主催の芦田川の水質改善の活動である河川浄化チャレンジ月間に携わりました。この活動では,環境への配慮により水質が改善することを実感してもらい,環境への意識を高めることを,水質浄化の取り組み前後における水質の比較や小学校訪問授業を通じて行うことができました。

2016年度

喀痰からのレジオネラ属菌分離の検討について

 レジオネラ症患者喀痰からのレジオネラ属菌の分離を目的として,前処理の実施や増菌培地の使用について検討しました。
 この結果をもとに,検証試験を行ったところ,レジオネラ属菌のコロニーを分離することができ,検査法を確立することができました。

2015年度

不揮発性腐敗アミン(ヒスタミン等)の分析法について

 アレルギー性食中毒の原因物質である不揮発性腐敗アミン(ヒスタミン等)の分析法を検討しました。
 サバ,アジから不揮発性腐敗アミンをトリクロロ酢酸で抽出し,高速液体クロマトグラフ質量分析計で測定を行ったところ,良好な結果を得ることができました。

2014年度

湖沼水質調査

 市内7か所の湖沼で,継続的に行っている調査から,水質の変化や現状を把握しました。
 調査は,1995年から2015年の間,3カ月に1回,有機物汚染の指標となるCODや,富栄養化の原因となる窒素等の項目を検査しました。
 窒素等の経年変化から,水質が現状維持または改善傾向にあることが推測されました。

2013年度

リケダン・リケジョを増やそう!サイエンスラボ~産学官連携の推進ついて~

 理科の楽しさや科学的な職業のイメージを持ってもらうことで,理科系進路選択者を増やすため,福山大学と連携し,中高生に出前授業を行いました。
 出前授業では,食中毒検査の体験や保健所の業務紹介を行いました。
 体験と職業について考える機会を同時に与えることで,興味と関心を相乗的に高めることができたと考えられます。