警察官等を名乗る特殊詐欺が発生（被害額１億円超え）

　福山西警察署管内で、警察官やデジタル庁職員、金融庁職員などを名乗る特殊詐欺事件が発生しました。

　犯人は、デジタル庁職員を名乗って被害者に電話をかけ、

●　「あなたの名前で携帯電話が不正に契約されている。」

●　「警察署に電話を繋ぐ。」

    などと言い、その後、警察官を名乗る男から、

●　「あなたに逮捕状が出ている。」

●　「守秘義務違反になるので、この話は誰にも口外しないように。」

    と言って、被害者を信じ込ませました。

　犯人からの電話は 毎日のようにかかってきて、

●　「あなたの資産に犯罪収益が混入していないことが確認できれば無実を証明できる。」

●　「現金を一旦預かって調査し、無事に調査が終われば返す。」

    などと言われて、指示されるまま、約1か月間のうちに６回にわたり福山市内の路上や駐車場で、現金を犯人に手渡しし、合計１億４３００万円をだまし取られました。

【被害にあわないために】

　警察官がSNSなどで捜査情報を伝えたりすることはありません。デジタル庁や金融庁の職員が、個人から直接現金を預かることもありません。

　最近、このような手口の特殊詐欺被害が急増していますので、被害にあわないために以下の点に気をつけて下さい。

〇　警察官を名乗る者が電話やSNSで「あなたに逮捕状が出ている。」などと捜査情報を伝えてきた

〇　SNSのビデオ通話に誘導してきた

〇　金銭を要求してきた

〇　このような電話があったら、すぐに電話を切り、１１０通報してください

【動画で学ぼう】

　福山大学、サイバー犯罪ボランティア「CyPatFU」の皆さんが特殊詐欺にあわないための動画を制作されています。

　動画を見て、詐欺の手口や対処方法について学びましょう。

≪広島県警公式YouTube≫

　https://www.youtube.com/watch?v=Ps_k9zEsWmU

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