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福山市鞆町伝統的建造物群保存地区について

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月7日更新

福山市鞆町伝統的建造物群保存地区について

 鞆の町家は,本瓦葺が基本で,1間半とか2間という狭い間口の建物が壁を共有しながら軒を連ねています。建物と建物の間に隙間がなく,軒がぶつかり合うため,軒高が不揃いなのも鞆の町並みの特徴です。

 また,表通りから1歩中に入ると,京都などで見られた長屋が残っているなど,鞆の町並みは,全国では失われた近世の町家の特徴を現在も残しています。

 しかし,これらの歴史的建造物も,日々老朽化が進行したり,空き家になるなど,適切に維持することが困難になってきています。

 福山市では,1997年・1998年の2ヵ年をかけ,ほぼ旧7ヵ町全域にわたって町並み現況調査を実施しました。その結果,江戸時代から昭和・戦前までの建物が,全体的によく残っていることが明らかとなりました。

 福山市は,この貴重な町並みを保存していくため,町並み現況調査の結果をもとに,伝統的建造物が集中する地域約8.6ヘクタールを,2008年(平成20年)3月に福山市鞆町伝統的建造物群保存地区として都市計画に定めました。

 保存地区の範囲は,西町を中心に石井町,関町,道越町,江之浦町にまたがる地域となっています。

 保存地区内には,江戸時代から昭和戦前までの伝統的建造物が約300棟残っています。 そのうち,江戸・明治期の建物は,約200棟で,これだけ数多く残っている地域は,全国的に見ても珍しいものです。

 なお,本市では2017年(平成29年)7月に鞆町伝統的建造物群保存地区保存計画を策定し,重要伝統的建造物選定の申請を行い,同年11月に重要建造物群保存地区として選定がされています。

 「伝統的建造物群保存地区制度」

  <外部リンク>  文化庁ホームページ伝統統的建造物保存地区

鞆町伝統的建造物群保存地区の区域と時代別建造物の分布

 

保存地区面積約8.6ヘクタール