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市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入(逆線引き)する取組について
広島県においては,平成30年7月豪雨をはじめとする度重なる豪雨災害により甚大な被害が発生し,多くの人命・財産が失われました。そのため,災害リスクの高い区域における都市的土地利用を抑制するとともに,災害リスクの低い区域へ居住を誘導するなど,災害に強い都市構造の形成が喫緊の課題となっています。
こうした背景から,広島県は,本市を含む関係市町と連携し,災害に強い都市構造の形成に向けて,市街化区域内の土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)について市街化調整区域へ編入(逆線引き)する取組を進めています。
※市街化区域・・・すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域。
※市街化調整区域・・・市街化を抑制すべき区域。
※逆線引き・・・市街化区域を市街化調整区域に変更すること。
※土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)・・・急傾斜地の崩壊等が発生した場合に,建築物に損壊が生じ住民等の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で,特定の開発行為に対する許可制,建築物の構造規制等が行われる区域。
取組み方針
○目指す姿
概ね50年後,土砂災害特別警戒区域内の居住者が概ねゼロとなる状況を「目指す姿」とします。
○目標
「目指す姿」に向け,今後,概ね20年間で,対象箇所の逆線引きを概ね完了することを目標とします。
○取組の進め方
市街化区域内の土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を対象に,段階的に逆線引きを進めていきます。段階的に進めるにあたっては,都市的土地利用の広がりを防ぎ,低未利用への居住や店舗等の新築を抑制する観点から,市街化区域の縁辺部で,住宅,店舗,工場等の都市的土地利用が行われていない箇所(山林,田,畑などの土地)から先行的に逆線引きを進めていきます。
先行的な逆線引きの取組
今後は,広島県により,2024年度(令和6年度)の逆線引きに向け,必要となる都市計画の手続きが進められていきます。
開催した取組の説明会の日時・会場(説明会は終了しています。)
日 時 | 会 場 |
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2022年(令和4年)6月21日(火) | 福山市役所本庁舎3階大会議室 |
2022年(令和4年)6月23日(木) | 福山市人権交流センターホール |
2022年(令和4年)6月24日(金) | 福山市沼隈サンパルホール |
2022年(令和4年)6月27日(月) | 西部市民センターホール |
2022年(令和4年)6月28日(火) | 東部市民センターホール |
2022年(令和4年)6月29日(水) | 東部市民センターホール |
2022年(令和4年)6月30日(木) | 神辺市民センター1階会議室 |
2022年(令和4年)7月 1日(金) | 北部市民センターホール |
※すべて午後7時から開会
説明会会場で配布した資料等
○配布資料等:説明会会場で配布した資料と説明で用いたスライドをまとめた資料です。
○説明動画:説明会の会場で説明した内容をまとめた動画です。
○説明会での主な質疑とその回答:説明会で寄せられた主な質疑とその回答をとりまとめた資料です。
次回以降の取組
現在,先行的な逆線引きの取組後についての具体的な取組方針は,定められていません。
今後,広島県が関連市町と連携し,先行的な逆線引きの取組の結果や説明会等でのご意見を踏まえる中で,取組方針を検討していきます。
また,市街化区域内における土砂災害特別警戒区域内の土地を所有しており,逆線引きを希望される方は,次の連絡先まで,お問い合わせください。
電話 :084-928-1092
関連情報
・市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入(逆線引き)する取組について(外部リンク)
広島県が作成した「市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入(逆線引き)する取組」についてのページです。
・土砂災害ポータルひろしま(外部リンク)
広島県内の土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域を地図上で確認することができるサイトです。
・福山市の地図に関する情報の統合サイト「ふくやまっぷ」(外部リンク)
福山市内の市街化区域・市街化調整区域などの都市計画情報・その他情報を確認することができるサイトです。