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春季所蔵品展「片山公一 福山を愛した洋画家」

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年4月3日更新

春季所蔵品展「片山公一 福山を愛した洋画家」

 

 片山公一《木ノアル風景(井ノ頭)》1956年頃 
片山公一《木ノアル風景(井ノ頭)》1956年頃    

片山公一《南仏の港》1968年
片山公一《南仏の港》1968年

  

 

展覧会名:春季所蔵品展「片山公一 福山を愛した洋画家」
               特別展示 松本コレクションの茶道具
               マルク・シャガール《青い花瓶》初公開

会  期:2018年4月4日(水曜日)~6月17日(日曜日) 

休 館 日:月曜日 ※ただし、4月30日(月・休)、5月1日(火曜日)は開館

開館時間:午前9時30分~午後5時

※ただし、6月1日(金曜日)、2日(土曜日)、8日(金曜日)、9日(土曜日)は午後7時まで

会  場:ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)        

観 覧 料:一般300円(240円)高校生以下無料  ( )内は20名以上の団体料金

■次の方は無料です。(証明となるものを各受付にご提示ください。)

・社会福祉施設に入所されている方。
・福山市,府中市,神石高原町に住所を有する65歳以上の方。(運転免許証や健康手帳など,住所・年齢が確認できるものが必要)
・身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳を持参する方及びその介護者の方。

※割引につきましては、ふくやま美術館までお問い合わせください。

春季所蔵品展目録 [PDFファイル]


要  旨:

 福山市出身の洋画家、片山公一(1910-1969)がこの地を去って49年が経ちます。片山は、独立美術協会展(以下、独立展)を中心に、静物画や人物、風景を鮮やかな色彩と大胆な筆遣いで表現した、昭和のコロリストでした。

 独立展では、中山巍や小林和作、田中佐一郎らに師事して、1948(昭和23)年に独立賞を受賞し、1951(昭和26)年、同会の会員に推されるなど将来を嘱望されました。また、郷里・福山においては、師範学校時代の恩師や画家仲間、財界人など支援者たちの期待を一身に集めた画家でした。

 1950(昭和25)年頃からは、ほぼ毎年のように東京から帰郷し、数ヵ月間を福山で過ごして作品を制作し、個展を開催しました。片山の芸術への熱意に心を動かされた福山の支援者たちは、渡欧させるために後援会を結成して、1960(昭和35)年、1966(昭和41)年と2度の渡欧を援助しました。片山も支援者たちに近況の手紙や絵葉書を送り、帰国ごとに100点を超える滞欧作品展を福山で開催して、期待に応えました。その最中、片山の58歳での急逝は、多くの関係者の深い悲しみを誘いました。亡くなって2年後の1971(昭和46)年には、小林和作を中心に遺族、地元有志で画集が刊行されました。このように中央で活躍しながら終生、福山と繋がりの深い洋画家でした。

 本展では、2015(平成27)年に広島大学初代学長 森戸辰男の息女、檜山洋子様より受贈した、片山公一作品《バラ》等、油彩画の初公開作品9点をはじめ、1935(昭和10)年、第5回独立展の出品作《くだものなぞ》から最晩年の第36回独立展出品作《南仏の港》にいたるまで画業の足跡をたどるとともに、福山を愛した洋画家片山公一の郷里との深い繋がりを示した展覧会です。


展示構成

第1室「片山公一 ―福山を愛した洋画家-」・・・計34 点

第2室「岸田劉生/特別展示 松本コレクションの茶道具」・・・計45点

第3室「ヨーロッパの近代美術/マルク・シャガール《青い花瓶》初公開記念」・・・計15 点

和 室「特別展示:松本コレクションの茶道具」・・・計3 点                                           

合計 97点


関連イベント:

学芸員によるギャラリートーク      

2018年4月6日(金曜日)、5月18日(金曜日)、6月9日(土曜日)

いずれも午後2時~ ※所蔵品展観覧券が必要です

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