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旭山動物園の飼育係から絵本作家へ デビュー30年 あべ弘士の絵本と美術 -動物たちの魂の鼓動-

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月8日更新

旭山動物園の飼育係から絵本作家へデビュー30年
「あべ弘士の絵本と美術 -動物たちの魂の鼓動-」

 1.展覧会概要

ライオンのよいいちにちの画像 

『ライオンのよいいちにち』(2001年/佼成出版社)ⒸHiroshi Abe

あらしのよるにの画像

『あらしのよるに』(文:木村裕一・1994年/講談社) ⒸHiroshi Abe

ごりらにっきの画像

『ゴリラにっき』(1998年/小学館)ⒸHiroshi Abe

あべ弘士(1948年~)は、『あらしのよるに』(1994年/文:木村裕一)の挿絵を手掛けた画家です。嵐の吹き荒れる夜、逃げ込んだ小屋の暗闇の中で互いの正体に気づかずに会話を交わすヤギとオオカミの楽しそうな姿に、誰もが、天敵という宿命を超えた奇跡を願わずにはいられません。
これを描いた時、あべは、動物園の飼育係でもありました。彼が1972年から25年近く飼育係として勤務していた旭川市旭山動物園は、現在、動物たちのありのままの生態をみせる行動展示によって、多くの人々に驚きと感動を与えています。この展示には、あべが同僚たちと長年にわたり懸命に練り続けたアイデアも活かされています。
あべは、この在職中に発表した『雪の上のどうぶつえん-なぞのあしあとの まき-』(1989年/1997年改題『雪の上のなぞのあしあと』)によって絵本の世界にデビューしました。そして、動物たちを主人公にした独特の世界を築き上げ30年、現在、日本を代表する絵本作家の一人となっています。
少年時代に自然の中をかけずりまわった感覚を決して忘れることのないあべは、自分に自然の中に身をおく喜びを教えてくれた地元、北海道に深い愛着を持ち続けています。この感覚と愛着を礎に、飼育係時代に培った知識と世界中のありのままの動物たちの姿を目の当たりにする経験によって、動物たちの生き生きとした姿を、色鮮やかな画面の中でユーモアたっぷりに自在に操り続けています。それは、多くの人々に限りある命の尊さとこの世に生を受けた幸せを実感させてくれるものでもあるでしょう。
この展覧会では、あべがこれまで手掛けてきた約200冊の出版物の中から、作家自身の提案にも基づきながら厳選した、そのデビュー作から、『クマと少年』(2018年)までの絵本、児童書の44タイトルの原画約240点と本展のために制作された屏風、立体などの美術作品によって、その足跡を紹介いたします。

チラシ表の画像 チラシ裏の画像
チラシ表PDF [PDFファイル/3.63MB] チラシ裏PDF [PDFファイル/5.55MB]

2.展覧会詳細

<展覧会名>

旭山動物園の飼育係から絵本作家へ デビュー30年
「あべ弘士の絵本と美術 -動物たちの魂の鼓動-」

<会期>

2019年4月6日(土曜日)~6月9日(日曜日) 57日間
月曜休館
※ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)開館、5月7日(火曜日)休館。

<開館時間>

9時30分~17時00分
※ただし、5月31日(金曜日)、6月1日(土曜日)、6月7日(金曜日)、6月8日(土曜日)は19時00分まで開館。

<観覧料>

一般1,000円(800円)、高校生以下無料
※(  ) 内は前売り、または有料20名以上の団体料金
※前売り券は、ふくやま美術館ミュージアムショップ、JR福山駅観光案内所、ローソンチケット[Lコード:61718]などで2019年4月5日(金曜日)まで販売。

前売り券販売所ローソンチケット[Lコード:61718]、天満屋カードサービス(株)福山営業所(天満屋福山店内)、ガレリア・レイノ福山店、福山リビング新聞社、啓文社、フジグラン神辺、神辺文化会館、福山ニューキャッスルホテル、JR福山駅観光案内所、尾道市立美術館、華鴒大塚美術館、笠岡市立美術館
(前売り券の販売は2019年4月5日(金曜日)まで)

あべ弘士の絵本と美術 前売販売所一覧 [PDFファイル/413KB]

▼次の方は無料です。証明となるものを各受付にご提示ください。(注:証明書コピー不可)
・高校生以下の方
・社会福祉施設に入所されている方
・福山市・府中市・神石高原町に住所を有する65歳以上の方
・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳等を所持する方、及びその介護者1名
・キャンパスメンバーズ会員校の学生及び教職員
・福山市立大学、福山大学、福山平成大学、専門学校福山歯科衛生士学校、福山福祉専門学校、
福山YMCA国際ビジネス専門学校、穴吹(情報デザイン・医療福祉・動物・ビューティ)専門学校、福山市医師会看護専門学校

▼次の会員の方は割引料金で観覧できます。会員証を受付に提示してください。
(注:会員証コピー不可)
井原市立田中美術館友の会、奥田元宋・小由女美術館友の会、尾道市立美術館友の会、しぶや美術館友の会、華鴒大塚美術館友の会、メープルクラブ・メープルサロン会員(ひろしま美術館)、筆の里工房Pal会員、ちゅーピークラブ(中国新聞社が特別展主催時の特別展のみ)

 <主催>

(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市

<後援>

朝日新聞広島総局

<協力>

NPO法人かわうそ倶楽部、旭川市旭山動物園

<企画協力>

ステップ・イースト

3.関連イベント

(1)あべ弘士さんと美術館で会いましょう。第一弾! プレオープンに無料ご招待

日時:2019年4月5日(金曜日) 15時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
会場:ふくやま美術館 1階企画展示室
定員:大人30名(高校生以下の方は何人同伴でも可。応募者多数の場合は抽選。※当選ハガキによるご入場は当日のみに限ります。)
特典:あべ弘士ショートギャラリートーク(同日15時30分~)への参加
応募方法:往復ハガキに「名前」「郵便番号」「住所」「電話番号(昼間連絡がとれるもの)」「参加人数(ハガキ1枚につき大人2名まで)」と、返信面に宛名をご記入のうえ、「あべプレオープン係」までご応募ください。
締め切り:3月22日(金曜日)必着

(2)あべ弘士さんと美術館で会いましょう。第二弾!!あべ弘士トーク&サイン会

日時:2019年4月6日(土曜日) 開場12時00分 開演13時00分
会場:ふくやま美術館 1階ホール
定員:80名(応募者多数の場合は抽選)
参加費:無料 ※サイン(1人1冊まで)は当館ショップでご購入の書籍が対象です。
応募方法:往復ハガキに「名前」「郵便番号」「住所」「電話番号(昼間連絡がとれるもの)」「参加人数(ハガキ1枚につき2名まで)」と、返信面に宛名をご記入のうえ、「あべトーク係」までご応募ください。
締め切り: 3月22日(金曜日)必着

(3)ギャラリートーク

※特別展観覧券が必要です
会場:ふくやま美術館 1階企画展示室
担当:当館学芸員
日時:その1【ワンポイントガイドデー】
4月27日(土曜日)、5月11日(土曜日)、5月19日(日曜日)、6月2日(日曜日)、各日14時00分~
日時:その2【聞いてみナイトデー】
5月31日(金曜日) 、6月7日(金曜日)、各日17時30分~

(4)読み聞かせしてみ隊ジュニア大募集

学校の読み聞かせの時間が大好きなあなた ― 自分でも読み聞かせをしてみたいなぁと思ったことはありませんか?あべ弘士さん作のあなたのお気に入りの絵本1冊をギャラリートークの参加者にむけて読んでくれる方を募集いたします。
定員:小中学生 12名(応募者多数の場合は抽選)
参加費:無料
応募条件:
(ア)読み聞かせをする絵本を自分で準備できる人
(イ)4月13日(土)または4月14日(日曜日)の説明会(各日14時00分より約20分間)に保護者と共に参加できる人
(ウ)会期中の【ワンポイントガイドデー】のいずれかの日に読み聞かせができる人(当日、付き添いとして保護者1名にご入場いただきます。)
応募方法: 往復ハガキに「郵便番号」「住所」「電話番号(昼間連絡がとれるもの)」「保護者1名と子どもの名前(ハガキ1枚につき子ども2名まで)」「説明会参加日」「ワンポイントガイドデー参加希望日(第2希望まで)」と、返信面に宛名をご記入のうえ、「読み聞かせ係」までご応募ください。
締め切り: 3月22日(金曜日)必着

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