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冬季所蔵品展 「影の美術 特別展示 小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月19日更新

2019年度 冬季所蔵品展 「影の美術 特別展示 小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」

1.概要

高松次郎《パイプをくわえた男》1970年

高松次郎《パイプをくわえた男》1970年

ジョルジョ・モランディ《静物》1929年

ジョルジョ・モランディ《静物》1929年

須田国太郎《夏日農村》1932年

須田国太郎《夏日農村》1932年

写実表現において陰影法は重要な絵画技術です。バロックでは光と影による劇的な演出が誕生しました。また、20世紀には作品の表面に凹凸を作ることで作品の中に本物の影を生み出し、その効果を利用する絵画とも彫刻ともいえるような作品も登場します。そして、近現代では影そのものを作品のモチーフとして使用している作家も珍しくありません。美術史においてたびたび現れる影ですが、当館所蔵品の中にも影がキーとなる作品が多数あります。本展では、そのような作品を集め、ジャンル別に並べることによって、美術作品の中で影の担う役割を展観します。

 

また、第2室では、福山市名誉市民であり、福山市に本社を置く株式会社エフピコの創業者、故小松安弘氏が収集した日本刀のコレクションを紹介します。

ふくやま美術館では、2007年(平成19年)にこのコレクションの寄託を受け、保管と公開を行ってきました。2018年(平成30年)11月、小松氏の御遺志を継いだ奥様の啓子氏より、国宝7点、重要文化財6点、特別重要刀剣1点からなる、小松安弘コレクションの刀剣全14口をご寄贈いただくこととなりました。このたび、この刀剣を「小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」として特別展示いたします。

 

国宝《太刀 銘 筑州住左(江雪左文字)》小松安弘コレクション
国宝《太刀 銘 筑州住左(江雪左文字)》小松安弘コレクション

国宝《短刀 銘 国光(名物会津新藤五)》小松安弘コレクション
国宝《短刀 銘 国光(名物会津新藤五)》小松安弘コレクション

国宝《脇指 朱銘 貞宗/本阿(花押)(名物朱判貞宗)》小松安弘コレクション

国宝《脇指 朱銘 貞宗/本阿(花押)(名物朱判貞宗)》小松安弘コレクション

冬季所蔵品展「影の美術」目録(出品リスト)PDF 特別展示「小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」目録(出品リスト)

冬季所蔵品展「影の美術」目録(出品リスト)PDF [PDFファイル/867KB]

特別展示「小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」目録(出品リスト) [PDFファイル/371KB]

 

2.「日本の名刀」関連図録について

・「小松安弘氏寄贈刀剣図録」を、ふくやま美術館ミュージアムショップにて好評発売中!

定価:2000円(税込) 送料:310円

※図録購入方法(通信販売)については「図録購入」をご覧ください。

小松安弘氏寄贈刀剣図録 画像

 

3.展覧会詳細

ア.展覧会名

2019年度 冬季所蔵品展 

「影の美術 特別展示 小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」

イ.期間

2019年12月18日(水曜日) ~2020年 4月5日(日曜日) 

月曜休館 

※ただし、1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館、

12月28日(土曜日)~1月1日(水曜日)、1月14日(火曜日)、2月25日(火曜日)は休館

ウ. 開館時間

午前9時30分~午後5時

エ. 会場

ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)

オ. 観覧料

一般310円(250円) 高校生以下無料 
 ( )内は有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。

カ.展示内容

第1室:「プロローグ」:高松次郎《パイプをくわえた男》

     「演出する影」:須田国太郎《夏日農村》、北川実《牛小屋》、高橋秀《街角暮色》

     「水に映る影」:児島虎次郎《ベルギー、ガン市郊外》、白瀧幾之助《河畔》 etc

     「影の写真」:杉本博司《FOX MICHIGAN》、赤瀬川原平《路上の日蝕観測》 etc

     「実在感のための影」:ジョルジョ・モランディ《静物》

     「影の実用」:マリオ・チェロリ《影》、ルチオ・フォンタナ《空間概念-銀のヴェネツィア》 etc

     「主張する影」:マリオ・シローニ《憂鬱》、デ・キリコ《広場での二人の哲学者の遭遇》    計 30点

第2室: 「小松安弘コレクション」  計 14 点

第3室: 「ヨーロッパの近代美術」   計 20 点

茶 室: 「松本コレクションの茶道具」   計 5 点

合計69点

キ.関連イベント

●ギャラリートーク

2019年12月18日(水曜日)、2020年1月11日(土曜日)、2月15日(土曜日)、3月14日(土曜日)

いずれも午後2時~3時:小松安弘コレクションについて(ふくやま美術館館長 原田一敏)

      午後3時~3時30分:影の美術について(担当学芸員)

 

 

 

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