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夏季所蔵品展 「画業70年 和田貢」

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年6月21日更新
 

夏季所蔵品展 「画業70年 和田貢」

和田貢《幕間》

和田貢《幕間》2003年

  和田貢は、1927年、芦品郡近田村(現・福山市駅家町)に生まれた。1945年に広島県立府中中学校(現・広島県立府中高等学校)を卒業し、広島師範学校(現・広島大学教育学部)に進み、卒業後は広島大学広島師範学校女子部附属三原中学校(現・広島大学附属三原中学校)の美術講師を経て1950年から福山市立霞小学校、1970年から福山市立東中学校で教師を務め、1974年から福山市立女子短期大学の教壇にたち、1993年、福山市立女子短期大学名誉教授となった。

 こうして教育と深く関わる一方、1948年福山美術協会の設立に参加。地元の文化発展にも貢献、画家としての創作活動にも熱心に取り組み続け、1952年、25歳の時、第18回東光展、第8回日展で初入選を果たすと、以後同会を中心に作品を発表し、1993年には東光会理事、2001年、日展で審査員を務め、2003年には日展会員賞を受賞することとなる。1958年には、東光会福山グループの設立に加わり、作品研究会を開催。東光展に多くの受賞者を輩出し後進の育成にも努めた。こうした多忙を極める中、1960年、ミモザ(福山)にて初個展を開催したのをはじめ、白ばら画廊、イマヰ画廊、天満屋福山店にて個展を開催し、自身の画業とも真摯に向きあい、意欲的に作品を発表し続けている。そのテーマは、初期は鞆の風景、1968年頃から人物へと移行。1991年頃からはサーカスを主題とした作品を数多く手掛けている。現在は日展会員、東光会名誉会員、東光会広島支部代表名誉会員、福山美術協会名誉会員である。本展はこの和田貢の初期から現在にいたる画業を辿る。

 


和田貢《自画像》
和田貢《自画像》1946 年

和田貢《鞆の家》
和田貢《鞆の家》1958 年

和田貢《少女たちのパレード》
和田貢《少女たちのパレード》1980 年

和田貢《サーカスの娘たち 》
和田貢《サーカスの娘たち》1992年


会  期:2016年6月29日(水曜日) ~9月4日(日曜日)  

月曜休館 ※ただし7月18日(月・祝)、8月15日(月曜日)は開館し、7月19日(火曜日)は休館

開館時間:午前9時30分~午後5時
       ※ただし8月26日(金曜日)、27日(土曜日)、9月2日(金曜日)、3日(土曜日)は午後7時まで開館

会場:ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)        

観覧 料:一般300円(240円)高校生以下無料  ( )内は20名以上の団体料金

 

■次の方は無料です。(証明となるものを各受付にご提示ください。)

・社会福祉施設に入所されている方。

・福山市,府中市,神石高原町に住所を有する65歳以上の方。(運転免許証や健康手帳など,住所・年齢が確認できるものが必要)

・身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳を持参する方及びその介護者の方。

 

展示構成

第1室:画業70年 和田貢  32点

第2室:日本の近現代美術 24点

第3室:ヨーロッパ美術   19点

和 室: 松本コレクション 3点    計78点

 

関連イベント:

和田貢氏によるギャラリートーク

日時:7月9日(土)午後2時~ ※所蔵品展観覧券が必要

会場:ふくやま美術館2階 常設展示室

 

ギャラリートーク

担当学芸員によるギャラリートーク

日時:8月19日(金曜日)午後2時~ ※所蔵品展観覧券が必要

会場:ふくやま美術館2階 常設展示室

 

夏季所蔵品展目録 [PDFファイル]

※PDFファイルをご覧いただくには「Adobe Reader」が必要です。(無料でダウンロードできます)

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