
差別のない、誰もが真に大切にされる社会に向けて
人権って?
人権という言葉を聞くと、「難しそう」「自分には関係ない」と感じていませんか。
でも実は、人権は私たちみんなが生まれながらにもっている、自由に考えたり、行動したり、幸せに生きたりするために必要な権利のことです。
私たち一人ひとりは、年齢や性別、価値観などが異なり、誰一人として同じ人はいません。しかし違いを理由とする差別やハラスメント、いじめなどにより、自分らしく生きられないことがあります。だからこそ人権がしっかり守られることが大切です。
人権が大切にされる社会の実現のためには、自分の人権だけでなく、すべての人の人権を等しく尊重していくことも大切です。
人権をめぐる動き
本市ではさまざまな人権施策を市民と共に進めてきました。
しかしさまざまな差別や偏見が今もなお存在しています。またグローバル化や少子高齢化に伴う社会構造の変化、インターネット・スマートフォンの普及などによる生活様式の多様化を背景とした新たな人権問題も生じています。
そのため国においては、2016年に障がいのある人、外国人、被差別部落出身者の差
別解消を目的とする法律(人権三法)が制定されました。さらに本市では2021年に「人権尊重のまちづくり条例」を制定・施行するなど、人権をめぐる動きは活発化しています。
福山市人権施策基本方針を改訂しました
本市では人権が大切にされる社会の実現に向けて「人権施策基本方針」に基づき、さまざまな人権問題の解決に向けた取り組みを進めています。
このたび、人権をめぐる動きや社会の変化などを踏まえ、今後の人権施策を現状に即した取り組みとするために、基本方針を改訂しました。
新たな基本方針では、本市の責務や市民・事業者の役割を明記するとともに、人権尊重のまちづくりへの参画を施策の方向性として位置付けるなど、「差別のない、誰もが真に大切にされる社会」をめざして、より市民や事業者と協力して進めていく内容となっています。
●「福山市人権施策基本方針(2025年6月改訂)」についてはこちらから
私たちにできること
誰もが真に大切にされる社会を実現するためには、私たち一人ひとりが、さまざまな人権問題について、正しく理解することが大切です。そしてお互いの人権を尊重し、一人ひとりの多様性を認めていくことが大切です。
「催し・講座」ページに人権問題に関するイベントについても掲載していますので、まずは身近にある啓発イベントに参加してみてください。
イベントでの啓発コーナー(無意識の思い込みクイズ)
手話通訳/要約筆記の有無:
このページに関するお問い合わせ先
多様性社会推進課
084-928-1006