
気付くことから始めましょう アンコンシャス・バイアス
【クイズ、問題です!】外科医と少年はどんな関係にあると思いますか?
ある日、父親と息子が車で出掛け、交通事故に遭いました。
父親と息子は別々の病院へ搬送されました。
息子が運ばれた病院の手術室で、外科医が少年を見て言いました。
「この子は私の息子です!」
(※答えは下の文章にあります。)

「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)」って何だろう?
皆さんは上の文章を読んでどう思いましたか。
「どうして父親が二人いるの?」と感じた人もいるかもしれません。
この文章に登場する外科医は少年の母親です。
しかし、外科医=男性と無意識に思い込んでしまうことで、父親が二人いるように感じてしまいます。
このような自分では気付いていない思い込みや偏ったものの見方をアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)といいます。
このようなことを思うことはありませんか?
〇家事・育児・介護は女性がした方が良い
〇組織の代表者は男性がした方が良い
〇「男らしく」「女らしく」と思うことがある
〇血液型で性格を想像することがある
〇挑戦する前に「自分には無理」と思うことがある
ここに挙げたことは、日常生活や職場などでみられるアンコンシャス・バイアスの一例です。
アンコンシャス・バイアスは、これまで培ってきた経験や育った環境、周囲の意見、日々接する情報などに影響を受けて自然に形成されるため、誰もがもっているものです。
無意識の思い込みであるが故に、そこから生まれた「普通は○○だ」「どうせ○○には無理だ」などの言動が知
らず知らずのうちに相手を傷つけたり、相手や自分自身の可能性を狭めたりすることがあります。
アンコンシャス・バイアスの代表的な種類と具体例
| ステレオタイプバイアス |
ある属性(性別、学歴、世代、国籍など)に対する先入観や固定観念でみんなそうだと思い込んでしまうこと。 |
| 正常性バイアス | 危機的な状況が迫っていても、そのことを過小評価し、自分に都合の良いように思い込んでしまうこと。 (例) ・災害警戒情報が出ても、「うちは大丈夫」と思い避難をしない |
| 集団同調バイアス | 多くの人がそう考えて行動しているなら、それが正しいと思い周りと同じ様に行動してしまうこと。 (例) ・みんなが賛成しているから、自分もつい賛成してしまう |
| 確証バイアス |
自分の考えを支持する情報や自分が期待する情報だけを集めてしまうこと。 |
| 慈悲的差別 | 自分より立ち場が弱いと思う他人に対して、本人に確認せず先回りして不要な配慮や気遣いをすること。 (例) ・高齢者や女性というだけで、力仕事から除外する |
| インポスター症候群 | 実力や可能性があるにも関わらず自分を過小評価してしまうこと。 (例) ・「責任あるポジションを任せたい」と言われたが、「私には無理」「どうせいできない」と断る |
まずは気付くことから始めましょう
自身の日頃の言動に潜むアンコンシャス・バイアスに気付くことはとても大切です。
日常生活や学校、職場などで普通は○○だ、どうせ無理だ、こうあるべきだ、といった言葉に気付いたら「もしかしてアンコンシャス・バイアスかな?」と一度立ち止まり、自分自身の心を客観的に見つめ直してみましょう。
アンコンシャス・バイアスへの気付きは、多様性を認め合う社会の実現の第一歩です。
市民の皆さんの声から「無意識の思い込み発見かるた」を作りました
こどもから高齢者までがアンコンシャス・バイアスや人権について学ぶきっかけとなる教材として「無意識の思い
込み発見かるた」を作りました。
制作にあたって市民の皆さんから「無意識の思い込み」により、もやもやした日常での経験談などをいただきまし
た。地域での学習会や家庭で活用してください。
〇「無意識の思い込み発見かるた」については、詳しくはこちらをご覧ください。

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