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わたしから始める~正しい理解は確かな学びから~

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年10月1日更新

部落差別の解消に向けて

机を囲んで話し合いをしているイラスト

けいこさんのイラスト○ 娘・けいこさん
 
 お父さん,友達が「インターネットの掲示板に同和問題のことが書いてあった」って言っていたよ。これってどういうこと?

お父さんのイラスト● お父さん

 日本の歴史の中でつくられた身分制度によって一部の人々が,住居や職業,結婚などを制限される差別を受けてきたんだ。特定の地域の出身であることやそこに住んでいることを理由に差別される,日本独特の人権問題のことを同和問題と言うんだよ。

けいこさんのイラスト○ 娘・けいこさん

 そんな昔のことを持ち出してまで差別をするなんて信じられないわ。今の時代と何の関係があるの?

おとうさんのイラスト● お父さん

 そうだね,残念だけど今でもこういった同和問題による部落差別は現実に起きているんだ。例えば,住民票や戸籍謄(抄)本などの個人情報を不正な方法で取得して,結婚や就職時の身元調査に悪用する事件も起きているんだ。「部落差別解消推進法(※1)」にも「現在もなお部落差別が存在する」と書いてあるんだ。そこで市は「登録型本人通知制度(※2)」により身元調査を防ぐ取り組みをしているんだよ。お父さんも登録して自分の個人情報を守ろうとしているんだ。
 差別は人の心を傷つけるだけではなく,人の人生も大きく変えてしまうんだ。

けいこさんのイラスト○ 娘・けいこさん

 差別をしてどんな意味があるのかな。私が嫌な気持ちになることをインターネットの掲示板に誰かがこっそり書き込んだり,身元調査をしたりしたら絶対に許せない・・・。
お父さんのイラスト● お父さん

 そうだよ!そんなことをされたら誰でも許せない気持ちになるだろう。人を差別しても何にもならない。絶対に差別をしない,させないようにしなくてはいけないんだ。部落差別は何の根拠もないのに,ただそこに生まれたなどということだけでその人の人生を左右する。全く本人には責任が無いのに差別を受けるという,深刻な人権問題なんだ。
けいこさんのイラスト○ 娘・けいこさん

 学校では「人を大切にしよう」という勉強をしているよ。それなのにこんなひどいことをする人がいると,勉強している意味が分からなくなるわ。

お父さんのイラスト● お父さん 

 そんなことはないよ。学校で勉強したり,地域で住民学習会をしたりしているからこそ,昔に比べて差別的な発言などをする人が少なくなったんだ。「差別はいけない」ということがみんなの共通の考えになってきているんだよ。つまりみんなが学習会などを取り組んできた成果なんだ。これからも学校や地域が行政と一緒になって差別を無くしていく取り組みを続けていくことが大切なんだ。

けいこさんのイラスト○ 娘・けいこさん

 そうなんだ。みんなが「差別はしない,させない,許さない」ということを認識すれば差別はできなくなるよね。いつの日かこの社会から差別が無くなるように,一人ひとりが自分の問題として取り組むことが大切なのね。

話し合っているイラスト

 一人ひとりがお互いの違いを認め合い,他の人の人権を守ることが自分の人権を守ることにもつながります。

 日頃から誰もがもつ「幸せに生きたい」という願いを大切にしましょう。


(※1)部落差別解消推進法

 2016年12月16日「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。

 この法律は現在もなお部落差別が存在しており,特にインターネットという匿名性を悪用した差別問題などを踏まえ,部落差別がない社会を実現することを目的に制定されました。

(※2)登録型本人通知制度

 戸籍謄(抄)本などの不正取得によって個人の人権が侵害されることを防止・抑止するため,代理人や第三者へ証明書を交付したとき,事前に登録をした人へその事実を知らせる制度です。

 

高めあう 人権感覚 確かな未来

手話通訳/要約筆記の有無:

 
人権・生涯学習課
電話:084-928-1006