
「口腔機能低下」ストップ大作戦!
口は、「食べる」「話す」「唾液を出す」「味わう」「表情を作る」など、生きていくために欠かせない役割を担っています。これらの機能を「口腔機能」といいます。体力や筋力などと同様に口腔機能も年齢とともに徐々に衰えていきます。
「口腔機能低下」簡単セルフチェック

口の健康状態が全身の健康にも影響します
年齢とともに歯の本数が減少したり、唾液(つば)の分泌量の減少、飲み込む機能の衰えなどから、栄養のバランスがとりにくくなったり、口の中に細菌が繁殖しやすくなったりします。口腔機能の低下は免疫や代謝といった機能の低下を招き、全身にまで影響して要介護状態や寝たきり、認知症になる可能性が高まります。

口腔機能の低下を防ぐために
正しい歯みがきをしましょう
- 歯ブラシは、[ヘッドは小さめ][毛先は平ら][毛のかたさは普通]の物を選びましょう。
- 歯ブラシの持ち方は、柄の真ん中少し前をえんぴつ持ちします。※力の入れすぎには注意しましょう!
| 基本的な磨き方 | 歯周病予防に効果的な磨き方 | 舌磨き | 補助用具 |
|---|---|---|---|
| 歯面に対して直角に当て細かく左右に動かします | 歯と歯ぐきの境目に斜め45度に当て細かく動かします |
舌の上についた汚れや細菌(舌苔)を取り除きましょう |
歯と歯の間や磨きにくい所には、糸ようじや歯間ブラシを使いましょう |
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※さまざまな口腔ケア用品がありますが、口の状態に合わせて、自分にあった物を選ぶことが大切です。
使用に関しては、歯科医師・歯科衛生士の指導を受けましょう。
入れ歯のお手入れも毎日欠かさず行いましょう!

入れ歯も歯と同じように食べかすや歯垢(しこう)がつきます。細菌が繁殖しやすいため「入れ歯専用ブラシ」を使用して、毎食後丁寧に磨きましょう。
やってみよう!健口(けんこう)体操!
健口体操は、口のおとろえを予防するための体操です。運動で足腰を鍛えるように、口腔機能もトレーニングで改善できます。「テレビを見ながら」「本を読みながら」「お風呂に入りながら」行う「ながら体操」として、いつでも思い出したらやってみましょう。
口腔機能回復のトレーニング
| 機能 | 方法と効果 |
|---|---|
| 唇の機能回復 | 「ウー」で口をすぼめて「イー」で口を横に広げて口周りの筋肉を鍛えます |
| 舌の機能回復 | 「チェチェチェ」と早く発音することで舌に筋力をつけ、飲み込む力をつけます |
| 飲み込む機能の回復 | 「あー」と口を大きく開ける開口運動をスムーズに行うことで、口輪筋と喉の筋力をつけます |
「パタカラ体操」で食べこぼしや誤嚥の予防をしよう!
| パ | 唇をしっかり閉じて発音します |
|---|---|
| タ | 舌を上あごにしっかりくっつけて発音します |
| カ | 喉の奥に力を入れて発音します |
| ラ | 舌先を上の前歯の裏につけて発音します |
- 「パ」「タ」「カ」「ラ」をそれぞれ5回ずつ、大きな声で発音します。※パパパパパ、タタタタタ…

- 「パタカラ」と続けて発音し、これを5回繰り返します。※パタカラ、パタカラ…
「あいうべ体操」鼻呼吸で免疫力をアップしましよう!
| ◆口を大きく「あ~い~う~べ~」と動かします |
|---|
| できるだけ大げさに、声は少しで |
| 1セット4秒前後のゆっくりとした動作で |
| 1日30セット(3分間)を目安に |
| あごに痛みのある場合は、「い~う~」でも大丈夫 |
健口体操はどれか1つでも大丈夫です!継続して毎日行うことが大切です‼
正しい歯みがきと、健口体操に加えて、年に1~2回程度は歯科医院で定期健診を受けましょう。そうすることで、口の健康を維持できます。
歯科衛生士による『歯と口の健康講座』を開催します。
ぜひ、お誘いあわせの上ご参加ください!
- 日 時:2025年(令和7年)11月28日(金曜日) 午後1時30分~午後3時(受付開始午後1時~)
- 場 所:福山すこやかセンター(3階 マンパワー研修室)
- 対 象:福山市民(定員 40名)
- 費 用:無料
- 講 師:健康推進課 歯科衛生士
- 申 込:電話にて要予約
- 問合せ:健康推進課(084-928-3421)
※受付時間 正午8時30分~午後5時15分(土日祝を除く)
※申込期間 2025年(令和7年)11月4日(火曜日)~11月27日(木曜日)

手話通訳/要約筆記の有無:
このページに関するお問い合わせ先
健康推進課
Tel:084-928-3421









