
福山市登録文化財 その4 福山誠之館高等学校考古資料コレクション
福山市登録文化財制度が創設され2026(令和8)年3月26日に4件が初登録されました。地域の貴重な歴史文化資源を保存・活用することを目的にしています。
考古資料とは発掘調査や地表踏査によって得られた昔の生活用具や痕跡のことです。土器や石器などの道具の他、住居跡や古墳といった建造物の跡などを含みます。
福山誠之館高等学校には、前身の福山誠之館中学校時代に貝塚の発掘に協力していた記録があり、当時収集されたと思われる考古資料が残っています。その他にも記録こそありませんが、草戸千軒町遺跡をはじめとするさまざまな遺跡で採集された資料が多数保存されており、発掘調査など多様な活動をしていたことが分かります。
採集された考古資料の内、木之庄貝塚(木之庄町)や洗谷貝塚(水呑町)から出土した縄文土器片や石器の作製に使用された敲石(たたきいし)などは生活に即したものです。貝塚はごみ捨て場であり、当時の人々の生活の場と海岸線が近くにあったことを物語っています。また要害山古墳の円筒埴輪(はにわ)片や石鎚山古墳の甕棺(かめかん)からは、海沿いの丘陵に埋葬地が築かれてたことが分かります。
その他にも備後各地の遺跡で行われた調査による出土品を含む101点が昨年度に本市に寄贈され、市登録文化財になりました。保存状態が良く、備後地域において原始から連綿と営まれていた生活の一端を知ることができる貴重な考古資料です。
<福山誠之館高等学校考古資料コレクション(縄文土器片)>
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