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広報ふくやま2025年10月号

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広報ID:310100印刷用ページを表示する 掲載日:2025年10月1日更新

特集:福山市水道通水2025年11月15日100周年 安心安全な水が届くまで

 本市において近代水道として通水が開始されて今年で100周年を迎えます。蛇口をひねれば出てくる水の安心・安全を守るために、さまざまな取り組みを行っています。この機会に水道事業について知ってみませんか。

  • 問い合わせ

    上下水道総務課 084-928-1525

  • ID

    310100

1619年(元和5年)

福山旧水道の始まり
初代藩主 水野勝成

 飲用水の供給のため、芦田川から貯水池に導水し、約14kmの土管と木管を建設して、福山城と城下町の各家庭に水を届けました

福山三十町町割水道図
全国で5番目に建設! 水野勝成の肖像画

水野勝成肖像画
(賢忠寺蔵)

その貯水池がどんどん池! どんどん池の写真
木菅、ますの写真

木管、ます

1916年(大正5年)

福山市誕生

 近代水道建設の財源として国庫補助を受けるために、市制施行をめざし、7月1日に「福山町」から「福山市」へ

水道事業に情熱を注いだ「水道市長」 阿武信一さんの写真

初代福山市長
阿武信一
(あんの しんいち)

水道通水100年の始まり

1925年(大正14年)11月15日

福山水道の通水開始

 水源から取り入れた水をろ過してきれいにし、各家庭に届ける「近代水道」として通水を開始

配水管布設工事の写真

配水管布設工事

旧佐波浄水場の写真

旧佐波浄水場

旧佐波浄水場(全景)の写真

旧佐波浄水場(全景)

ショベルカー

昭和~平成

まちの発展とともに施設を増強

 浄水場を建設したり、給水能力を強化したりすることで、人口増加に対応

現在に至るまで、拡張を繰り返す 増強工事の様子
水道局員

2004年(平成16年)

千田浄水場が完成

 中津原浄水場などのほか県用水からの受水量を含めて1日に約13万4,000㎥の水道水を配水

千田浄水場(全景)の写真

千田浄水場(全景)

千田浄水場の写真

千田浄水場

水質検査を行う浄水場職員

2025年(令和7年)11月15日

福山市水道通水100周年

これまでも これからも ともに福山水道100年
福山市水道通水100周年 2025年11月15日
「水道水はそのまま飲めるんだって!」と話す女の子

詳しい歴史などは
特設ホームページをチェック!

特設ホームページはこちら

蛇口の水はそのまま飲める!

上下水道キャラクター れいにー(雨水対策)ぴゅありー(水道)こーじ(工業用水道)くりん(下水道)
「水道管工事や浄水場の仕組み、水質管理について紹介します」と話す水道局員の方々

1.安定した水を送る水道管工事の巻

【1】女の子が「水道管が壊れたり、水浸しになったりするニュースを見るけど、福山市は大丈夫ですか?」と質問し、水道局員は「古くなったり傷んだりした管を交換し耐震工事も進めているよ!」と回答。【2】さらに「AI技術を活用し、劣化予測診断で交換工事が必要な水道管を見つけて、効率的に対策している」と説明。 【3】県内1位の耐震適合率!(地震に強い水道管)1960年ごろからたくさん工事をしていてその時に設置した水道管の多くが今交換が必要なんだ!!古い管を交換。地震に強い管に取り換えているよ!【4】ぴゅありー:安全を守ってくれているんだね!女の子:頼もしいね
  • 水道管1mの工事に必要な費用は約10万円 1kmの交換工事をするためには約1億円が必要です
  • 約30%の水道管が老朽化で交換対象 水道管は揺れや温度といった地中の環境を受けて劣化します。交換の必要性をAIなどで診断しています
  • 市内設置の水道管の長さは約2,800km 鹿児島から旭川までの距離に相当します

2.安心して飲める水ができるまでの巻

【1】男の子:水道の水ってそのまま飲めるの?水道局員:大丈夫!しっかりと消毒や水質検査をしているから安心して飲めるし、料理にも使えるよ!【2】水のろ過、消毒:芦田川から浄水場に水を運び、安全な薬品や砂の層を使って汚れを取り除きます!中津原浄水場:沈でん池と逆洗タンクとろ過池の様子 【3】水道局員:水の色、味、におい、濁り 含まれる細菌や化学物質などを調べます!!100種以上の水質検査!【4】ぴゅありー:水質管理はバッチリ!男の子:安心して使えるね!
水道水を飲もう!水道水100円分は、500mlのペットボトル約1,260本です!

水道水100円分で630Lの水を飲むことができます。

100種以上の項目を検査 本市では国が定める51の検査項目を上回る100項目以上の検査をしています

イベント情報

水道事業をもっと知ろう!

今年は12年ぶりの施設公開!登録文化財を見学!

「旧佐波浄水場」
施設見学会

10月18日(土曜日) 旧佐波浄水場の写真

 福山市近代水道発祥の地「旧佐波浄水場」の施設見学会を開催。職員の案内により、普段見ることのできない施設内を公開します。

時間:9時00分から、10時00分から、11時00分から
場所:佐波城山公園(佐波町202番7)
対象:小学生以上 ※小学生は保護者同伴
定員:各20人 ※先着
申込:10月1日(水曜日)9時00分から、特設ホームページの申し込みフォームで

パネル展示

小中高生などによる水道に関する書道コンクールの優秀作品も展示します! パネル展示の様子

 100年の振り返りや、水道の現状を伝えるパネル展示を行います。

11月3日(月曜日)まで

場所:市役所本庁舎1階市民ホール

12月1日(月曜日)から12月15日(月曜日)まで

場所:まなびの館ローズコム

枝広市長の今月のひとこと

 本市は今年11月15日に水道通水100周年を迎えます。当時、近代水道の建設には延べ約32万人の職人を動員し、着工から3年5カ月の歳月をかけた一大工事でした。竣工式(しゅんこうしき)と祝賀会は3日間にわたって行われるほどだったそうです。


 当時建設された本市で初の近代的浄水場である佐波浄水場は、都市発展の礎となりました。老朽化のため1989年に廃止となりましたが、建設当時のまま遺された浄水井上屋・配水池・門は、近代水道の歴史を伝える建造物として、2013年3月29日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。

 100年の間、皆さんに安心・安全な水を供給するため、水道管の更新や耐震化、水質管理などに日々取り組んできました。これからも市民の皆さんの生活に欠かせない水を安定的に供給するため、さらなる技術革新と安全性の向上に努めてまいります。

枝広市長の写真