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福山琴(ふくやまこと)

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福山琴の写真

琴製作の伝統を継承

​福山は琴の生産地として有名です。その歴史は古く,水野勝成が福山藩主だった時代に始まります。歴代の藩主が奨励したことから,城下町では歌謡,音曲が盛んに行われたと伝えられています。

 

幕末から明治にかけて優れた琴の演奏者も誕生。正月の定番メロディ「春の海」は筝曲家・宮城道雄が瀬戸内海をイメージしてつくったといわれています。

最高級の桐材を使う福山琴は,桐材の乾燥までに1年,その後の製造工程は今もほとんどが手作業です。甲の木目の美しさ,装飾の華麗さなど手づくりの良さが随所にあふれ,音色も美しく,長年の使用に耐える優秀な琴です。

 

1985年(昭和60年)には国の「伝統的工芸品」指定,2006年(平成18年)には「地域団体商標」(地域ブランド)に登録されています。

 

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