小学校でばらの穂木切り取り・苗植栽を行いました
「ばらのまち福山」への理解を深め、その取組を次世代へ継承することを目的に、藤江小学校において、ばら‘ピース’を題材とした学習と実践活動を行いました。
‘ピース’はフランスで作出されたばらで、世界バラ会連合の「栄誉の殿堂入りのばら」第1号として知られています。1949年に横浜市で開催された日本貿易博覧会のバラ展覧会をきっかけに、福山市民がこのばらを持ち帰り育てたことから、福山でばら栽培への関心が高まりました。
その後、1950年代半ばには、当時の南公園(現在のばら公園)において、地域住民と行政が協力し、約1,000本のばらを植栽したことが、現在の「ばらのまち福山」につながっています。
12月19日は、3~5年生の児童の皆さんが、なぜ福山が「ばらのまち」となったのかを学んだ後、学校花壇に植えられている‘ピース’から接ぎ木用の穂木を切り取りました。そして、新たにばら苗の植栽も行いました。
切り取った穂木は、今後、福山ばら大学修了生の皆さんが接ぎ木を行い、苗として育成していく予定です。
この取組を通じて、児童がばらの歴史や育成方法を学ぶとともに、「ばらのまち福山」を支えてきたこれまでの取組への理解を深める機会となりました。







