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清水比庵と近代の芸術家たち
■概要
清水比庵・川合玉堂・金島桂華…
近代の芸術家30人の作品が一堂に!清水比庵(1883~1975)は岡山県高梁市に生まれ、名は秀、比庵と号しました。
京都帝国大学(現京都大学)の法律学科を卒業後、司法官として神戸地方裁判所に勤務しました。のち銀行員・会社員・町長など多方面の社会活動のかたわら、逆境を前向きにとらえ、書・絵・歌を楽しんで独自の境地を切り開きました。
歌を基軸に、歌だけでは表現できない思いを書画に託したともいわれる彼の作品は、青山杉雨や桑田笹舟らの書家が、また川合玉堂や小林和作らの画家が賞賛・賛助し世に紹介しました。
「毎日佳境」(常に佳境にいると意識すれば何事もいずれ好転する)の精神で作品づくりに取り組んだ彼の書風はおだやかでおおらかです。
本展では2011年に寄贈された栗原コレクションを中心に、清水比庵をはじめ同時代の芸術家たちの書や絵画を展観し、個性豊かな作品を紹介します。
●同時代の芸術家たち(五十音順)
会津八一 青木大乗 荒木十畝 井伏鱒二 奥村土牛 金島桂華
川合玉堂 木島桜谷 北川民次 北村西望 熊谷守一 桑田笹舟
桑田三舟 小林和作 澤田政廣 下村為山 田崎広助 玉村方久斗
堂本印象 富田渓仙 中川一政 鍋井克之 橋本関雪 林武
武者小路実篤 棟方志功 山本倉丘 与謝野晶子 吉井勇
■会期 2013年10月25日(金)-12月8日(日) 39日間
■開館時間 午前10時~午後7時
※初日はオープニング行事のため一般公開は午前10時50分~
■休館日 月曜日
ただし11月4日(月)は開館し、11月5日(火)は休館
■観覧料 一般500円(400円) 高校生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
■主催 (公財)ふくやま芸術文化振興財団ふくやま書道美術館
福山市教育委員会、中国新聞備後本社
■後援 広島県書美術振興会、福山文化連盟、エフエムふくやま
出品作品
●「清水比庵と近代の芸術家たち」出品目録(pdf)
●主な展示作品(表記のないものは当館蔵)
左:清水比庵《富士》1974年ふくやま美術館蔵
右:清水比庵・小林和作《柘榴と山茶花》1961年
左:川合玉堂《洗心》
右:棟方志功《飛鷲の棚》 1967年
関連行事
●ギャラリートーク11月10日(日)、23日(土)、12月1日(日)午後2時~
※当日の展覧会チケットが必要です
●記念講演会「清水比庵―悲しさを忍ばせる歌境」
■日時 2013年11月17日(日) 午前11時~
■講師 上園四郎さん(笠岡竹喬美術館館長)
■会場 イコールふくやま大会議室(エフピコRiM地下2階)
■定員 100名(先着)
展覧会図録
●「清水比庵」
■内容 ふくやま書道美術館の栗原コレクションとふくやま美術館の安田コレクションから清水比庵の書画21点を掲載。清水比庵年譜・論文「清水比庵の生涯と芸術」も収録。
■頁数 A4判・24頁
■価格 未定
■通信販売 10月25日(日)より、現金書留のみのお取り扱いとなります。
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