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結核について
これだけは知っておきたい“結核”
結核ってどんな病気?
結核は、発病した患者さんが咳やくしゃみをしたときに、 飛び散るしぶきの中の結核菌を吸いこみ、肺まで到達すると感染が成立します。
感染しても抵抗力があるため、発病するのは10人に1人か2人です。もし発病しても、きちんと内服治療すれば治る病気です。発病しないまま体内にひそんでいた結核菌が、何十年もたって体の抵抗力が衰えたときに、発病することもあります。
特に、糖尿病、副腎皮質ホルモン剤を内服している人、以前結核を発病した人などは、発病する可能性が高く注意が必要です。
結核ってどんな症状?
結核の初期症状は風邪とよく似ています。
次のような症状が2週間以上続くようなら赤信号!早めに医療機関を受診してください。
・咳(せき)がでる
・痰(たん)が出る
・体がだるい
・微熱が続く
・食欲がない
・体重が減った
※高齢者では、はっきりした症状が現れない方もいます。
早期発見のポイント
早期発見のために、年に1回は胸のレントゲン検査を受けましょう。症状があるときは早めに受診をしましょう。
福山市では65歳以上の方は結核検診(無料)を、40歳以上の方は肺がん検診(一部自己負担あり)でレントゲン検査を受けられます。
詳しくは「健診のご案内」をご覧ください。
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/kenshin/
紙面は、市役所・保健所・支所・交流館等に置いています。
また、職場で健康診断を受ける機会のある方(扶養家族を含む)は、必ず受けましょう。
結核を予防しましょう
免疫力の低下によって、結核に感染しやすくなったり、発病しやすくなります。バランスのとれた食生活・適度な運動・十分な休養を心がけ、免疫力が低下しないようにしましょう。
抵抗力の弱い赤ちゃんは結核に感染すると重症化しやすいためBCG予防接種が有効です。生後1歳までに(標準的には生後5~8か月の間に)BCG予防接種を受けましょう。