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イノシシの出没に注意しましょう
イノシシの市街地への出没が相次いでいます
イノシシに出会ってしまったら
近づかず,静かにその場から立ち去ってください。
大声を出したり,背中を向けて走って逃げると,イノシシが危険を感じたりパニックになり突進してくることがあります。
無理な追い払いをしないでください。イノシシが興奮して向かってくることがあります。
特に秋~春(11月~翌年5月頃)の繁殖・出産の季節,けがをしている場合は攻撃的になるため注意してください。
向かってきたら,イノシシの進路をふさがないよう注意してください。
市街地など逃げ道がない時は,イノシシが人に向かってくることがあります。
危険を感じたら,できるだけ高いところ,上に逃げましょう。
ブロック塀の上,車の中などに逃げることも有効です。
身の危険を感じ,緊急の場合は警察へ110通報してください。
(チラシのデータは,町内会等での回覧に自由にご活用いただけます。)
早朝・夜間に外出するときは
早朝や夜間は,思わぬところでイノシシに出会うことがあります。
どうしても外に出かける必要があるときは,ライトやラジオなどを携帯し,イノシシに人間がいることを知らせるようにしましょう。
また,なるべく一人で出歩くことは控えましょう。
なぜ市街地や家のそばに?
イノシシが現れる2つの理由
1.イノシシが食べる餌がある。
イノシシが人家近くに出没する最大の理由は,餌があるからです。イノシシにとっては,田畑の農作物だけではなく,捨てられたり,放置された野菜なども魅力的な餌です。
最近では,庭の家庭菜園や花壇の植物の球根や根,ドッグフードなども餌になっているようです。
2.イノシシが安心できる場所がある。
イノシシが出没する地域には,イノシシが隠れて安心できるような場所があることが多いと言われています。特に,雑草が伸び放題の耕作放棄地や,草むらはイノシシにとって絶好の隠れ場所です。
餌やりはダメ!絶対!
野生動物は餌を与えられると,簡単に餌を手に入れることと人間の食べ物の味を覚えます。すると,野生の餌ではなく,人間の食べ物を求めるようになります。
餌が手に入ることを覚えたイノシシは,そこに居つくようになります。
ウリボウ(イノシシの幼獣)であっても,餌やりをしてしまうと,長年にわたり居つくことで人の生活を脅かす存在になるので要注意です。
私たちとイノシシ
イノシシの被害を避けるためには,人とイノシシの”住み分け”が不可欠です。そのためには,里山に人の手を入れることにより,イノシシが生息しにくい環境をつくる必要があります。
イノシシに対して正しい知識を持つことが,その第一歩です。
地域でイノシシ対策に取り組むときは
イノシシ対策は個々で行っても効果は見込めません。イノシシを出没させない環境づくりのためには,地域ぐるみで取り組む必要があります。
補助金が活用できる取り組みもありますので,ご確認ください。