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特定外来生物(アライグマ・ヌートリア)の被害対策について
特定外来生物とは
もともと日本に生息していなかった外国の動物で「外来生物」といいます。このうち日本のいきものや生態系に被
害を与えるもの,人をおそった場合に重い障がいや重傷を与えるもの,イネ(コメ)・野菜・果物などの農産物や
魚などの水産物にくりかえし被害を与えるものが「特定外来生物」として指定されています。代表的なものがアラ
イグマ・ヌートリアです。
アライグマについて
アライグマとは‥
アライグマは北アメリカ原産の野生動物で,日本では1970年代にアライグマのアニメが放映され,かわいいという
ことでペットとして輸入されました。しかし,アライグマは大きくなると気性が荒くなり,飼いきれなくなって野
山に放されたり,飼育用のオリから逃げだしたりして野生化しました。アライグマにとって,日本の森などには天
敵がおらず,環境に適応する能力が高いため,全国各地で繁殖して増えており,野菜や果物の被害や家の天井裏に
住みつくなどの生活環境被害が起きています。
身近にできる防除対策とは‥
・野菜くずやペットのエサの食べ残し,生ごみで餌付けをしない。
・天井裏や倉庫,廃屋への入口を金網などで防ぐ。
・家や畑周辺の雑草を刈り,見通しをよくする。
ヌートリアについて
ヌートリアとは‥
ヌートリアは南米原産の大型のネズミの仲間で,1900年代に日本へ輸入されました。良質な毛皮を持ち,軍服とし
て利用するために養殖されていました。しかし,終戦とともにその必要がだんだんとなくなり,養殖場の閉鎖によ
って野外に捨てられ,主に西日本の各地に住みつくようになりました。水辺に近いところにある植物を旺盛に食べ
るため,イネ(コメ)などの農業被害が各地で生じています。
身近にできる防除対策とは‥
・ネットや金網,トタン板などを使った柵で侵入を防ぐ。
・家や田畑周辺の雑草を刈って見通しをよくし,隠れ場や侵入する道を少なくする。
・田畑近く,特に水辺の近くには収穫していない農作物や落ちた果樹を放置しない。
アライグマ・ヌートリアを捕獲するためには
市では,アライグマやヌートリア(※1)によるイネ(コメ)・野菜・果物などの農作物,水産物に被害を受けて
いる市民に小動物用の箱わなの貸し出しを行っています。
※1 キツネ,タヌキ,イタチ,ノウサギ,アナグマ,ハクビシン等も対象
👇申請手続きに必要な書類はダウンロードできます。
申請様式のダウンロード [PDFファイル/59KB]
申請様式のダウンロード [Excelファイル/13KB]
捕獲をするためには,わなの狩猟免許又は特定外来生物法に基づく捕獲従事者証が必要です。特定外来生物の捕獲
従事者証は,年に1回,市が実施している講習会を受講することで取得できます。
講習会は,開催日が近づきましたら広報紙等でお知らせしますのでご確認ください。