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アニサキスによる食中毒に注意しましょう!
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月23日更新
アニサキスとは
サバなどに寄生する寄生虫で,体長は,約2~3cmです。アニサキスが寄生している魚介類を生食することにより,人の胃壁や腸壁に侵入し,腹痛などの急性胃腸炎を引き起こします。人から人への感染はありません。
主な原因食品
サバ(最も多い),アジ,イカ,イワシなどを使用した刺身,酢漬け,醤油漬け,にぎり寿司など。
主な症状
魚介類を食べて,1~36時間(約70%が8時間以内に発症)で激しい腹痛,おう吐などの胃腸炎症状を引き起こします。
※激しい腹痛があり,アニサキスによる食中毒が疑われる場合は,すみやかに医療機関を受診して下さい。
予防のポイント
1 アニサキスは,通常の料理で用いる程度のお酢,ワサビ,醤油では,死滅しません。
2 アニサキスは,加熱や冷凍により死滅します。
3 調理時に十分に加熱,または-20℃以下で24時間以上冷凍して調理しましょう。
4 鮮度が落ちると,アニサキスは,内臓から筋肉へと移行します。
なお,新鮮な魚でも,筋肉に移行している場合があります。