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障がい者に関するマークについて
1 障がい者のための国際シンボルマーク
障がい者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通の標識です。
標識の使用については国際リハビリテーション協会の「使用指針」により定められています。
駐車場などでこの標識を見かけた場合には、障がい者の利用への配慮について、
ご理解とご協力をお願いいたします。
※この標識は、すべての障がい者を対象としたものです。
車椅子を利用する障がい者に限定して使用されるものではありません。
2 身体障がい者標識
肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている人が運転する車に表示する標識で、
標識の表示については、努力義務となっています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、この標識を付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、
道路交通法の規程により罰せられます。
3 聴覚障がい者標識
聴覚障がいであることを理由に免許に条件を付されている人が運転する車に表示する標識で、
標識の表示については、義務となっています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、この標識を付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、
道路交通法の規程により罰せられます。
4 盲人のための国際シンボルマーク
世界盲人会連合で制定された盲人のための世界共通の標識です。
視覚障がい者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などに付けられています。
信号機や国際点字郵便物・書籍などで身近に見かける標識です。
この標識を見かけた場合には、視覚障がい者の利用への配慮について、
ご理解とご協力をお願いいたします。
5 耳マーク
聞こえが不自由なことを表す、国内で使用されている標識です。
聴覚障がい者は、見た目には判りにくいために、誤解されたり、不利益をこうむったり、
社会生活上で不安が少なくありません。
この標識を提示された場合は、相手が聞こえないことを理解し、
意思の疎通の方法への配慮についてご協力をお願いいたします。
6 ほじょ犬マーク
身体障がい者補助犬同伴の啓発のための標識です。
身体障がい者補助犬とは、盲導犬・介助犬・聴導犬のことを言います。
「身体障害者補助犬法」が施行され、現在では公共の施設や交通機関はもちろん、
デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設でも補助犬が同伴できるようになりました。
補助犬はペットではありません。体の不自由な人の、体の一部となって働いています。
社会のマナーも訓練されており、衛生面も管理されています。
お店の入口などでこの標識を見かけたり、補助犬を連れている人を見かけた場合は、
ご理解とご協力をお願いいたします。
7 オストメイトマーク
人工肛門・人工膀胱を造設している人(オストメイト)のための設備があることを表しています。
オストメイト対応のトイレの入口・案内誘導板に表示されています。
この標識を見かけた場合には、そのトイレがオストメイトに配慮されたトイレであることについて、
ご理解とご協力をお願いいたします。
8 ハートプラスマーク
身体内部に障がいのある人を表しています。
身体内部(心臓、呼吸器機能、じん臓、膀胱、直腸、小腸、免疫機能)に障がいがある人は、
外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。
内部障がいのある人の中には、電車などの優先座席に座りたい、近辺での携帯電話使用を控えてほしい、
障がい者用駐車場に停めたい、といったことを希望していることがあります。
この標識を着用されている人を見かけた場合には、内部障がいへの配慮について、
ご理解とご協力をお願いいたします。
9 パーキンソン病・SOSカード
パーキンソン病患者は、薬の効果がなくなり急に動けなくなることがあります。
これを「ウェアリングオフ症状」と言います。このカードを持った人が動けないのを見かけたら、
何か手助けを必要としていないか進んで声を掛けてください。
(所管:全国パーキンソン病友の会・広島県支部)
10 要約筆記シンボルマーク
「要約筆記」という文字による通訳を社会一般に認知してもらい、
聴覚障がい者とのコミュニケーションに配慮を求めていくためのシンボルマークです。
(所管:特定非営利活動法人全国要約筆記問題研究会)
11 「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク
白杖を頭上50cm程度に掲げてSOSのシグナルを示している視覚に障がいのある人を見かけたら、
進んで声をかけて支援しようという「白杖SOSシグナル」運動の普及啓発シンボルマークです。
白杖によるSOSのシグナルを見かけたら、進んで声をかけ、困っていることなどを聞き、サポートをしてください。
(所管:岐阜市福祉部障がい福祉課)
12 手話マーク
5本指で「手話」を表す形を採用し、輪っかで手の動きを表現しています。
マークの意味は、「手話で対応します」「手話通訳者がいます」です。
(所管:一般財団法人全日本ろうあ連盟)
13 筆談マーク
相互に紙に書くことによるコミュニケーションを表現しています。
マークの意味は、「筆談で対応します」「要約筆記者がいます」です。
(所管:一般財団法人全日本ろうあ連盟)
14 あいサポートシンボル
障がいのある人を支える「心」を2つのハートを重ねることで表現しています。
後ろの白いハートは、障がいのある人を支える様子を表すとともに、「SUPPORTER(サポーター)」の
「S」を表現しています。
ベースとしている「橙色(だいだいいろ)」は、鳥取県出身で日本の障がい者福祉に尽力された
糸賀一雄氏の残した言葉「この子を世の光に」から「光」や、「暖かさ」をイメージするものとしています。
また、「だいだい(代々)」にちなみ,あいサポーター(障がい者サポーター)が広がって、共生社会が実現されることへの期待も込められています。
※広島県は、2011年(平成23年)10月から実施
15 サポートマーク
内部障がい、聴覚障がい、発達障がい、高次脳機能障がいのある人、
義足や人工関節を使用している人など「外見からは援助を必要としていることがわからない人」が、
援助を得やすくなるよう、身に着けることで援助を必要としていることを示すマークです。
(所管:山口県健康福祉部障害者支援課)
※広島県は、2015年(平成27年)12月から実施
16 ヘルプマーク
義足や人工関節を使用している人、内部障がいや難病の人、又は妊娠初期の人など、
外見から分からなくても援助や配慮を必要としている人々が、
周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、
援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
(所管:東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課)
17 広島県思いやり駐車場利用証
身体・精神・知的障がい、難病、高齢、けが、妊娠等によって車の乗降や歩行の困難な人が、
公共施設やショッピングセンターなどに設けられた専用の駐車スペースを安心して利用できるように、
「思いやり駐車場」制度を導入しています。
設置(管理)者の協力により「思いやり駐車場」として登録いただいた
専用駐車スペースを必要とする人(制度対象者)に、県の発行する「利用証」を交付しています。
マーク上:身体障がい、知的障がい、精神障がい、難病、高齢により、障がいや症状が固定している人には、
緑色の利用証を交付しています。
妊娠やけがなどにより一定の期間だけ利用証が必要なかたには、赤色の利用証をお渡ししています。
マーク下:対象となる施設に表示しています。
(所管:広島県健康福祉局地域福祉課)
※広島県は、2011年(平成23年)7月から実施