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地域で広げよう 多文化共生の輪

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年11月18日更新

市内に暮らす外国人市民の状況

 市内には2020年10月末現在で52か国9,830人の外国人市民が暮らしています。近年では研修や技能実習,留学などのさまざまな理由で日本に住む人が増えています。なかでも,ベトナム籍は3,436人と35.0%を占め,10年間で約9倍に増加しています。また,歴史的経緯を有する在日韓国・朝鮮人も多く暮らしています。

国  名 人数(人) 構成比
ベトナム 3,436 35.0%
中国 2,348 23.9%
フィリピン 1,524 15.5%
韓国及び朝鮮 780 7.9%
ブラジル 397 4.0%
インドネシア 323 3.3%
ネパール 242 2.5%
タイ 137 1.4%
ペルー 111 1.1%
カンボジア 68 0.7%
米国 49 0.5%
その他 415 4.2%
合  計 9,830      

 

グラフ

 こうした中,全国的には,外国人であることを理由とした宿泊やアパートへの入居なの拒否など,さまざまな人権問題が発生しているほか,特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動,いわゆるヘイトスピーチが社会的に問題になっており,2016年(平成28年)には「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(ヘイトスピーチ解消法)」が施行されました。

 私たちの日常生活の中では、外国人市民と接する機会が少ないという人が多いかもしれません。

 また、接するときは言葉の壁が大きな問題となり、どうすればよいのか分からず、戸惑ってしまう人も多いのではないでししょうか。                                               

 日本の生活では当たり前のことでも文化や習慣の違いで不安を感じることがあります。

 昨年、市内に住む外国人市民を対象にアンケートを行いました。その中で、「近くに住んでいる日本人と付き合いがない理由」として「きっかけが ない(44.2%)」「言葉が通じない(19.6%)」と回答しており、付き合う機会が少ないことや日本語が十分に理解できない人が多くいることが分かりました。

違いを豊かさに


 言葉の問題から、必要な情報が得られなかったり、文化や生活習慣の違いからコミュニケーションが取りにくかったりすることが生活上の課題として挙げられます。
 言葉の壁や生活習慣の違いは簡単に解消できるものではありません。また,住んでいる地域には守らなければならないルールもあります。お互いが多様な文化や習慣を認め合うことが、共に生きる社会を作っていく上では大切なことです。

共に安心して暮らせる地域づくり


 文化や習慣、言葉が異なる国の人が共に暮らしていくためには、まずは相手を知ることが大切です。

 普段の生活の中で、日本語であいさつをしたり、相手の国の言葉を覚えたりするなど、ちょっとしたきっかけづくりをしてみませんか。
 コミュニケーションを重ねることにより、お互いの違いに気付き、理解を深めることができます。同じ地域に住む市民としての結び付きを強くすることにより、多様性が認め合える豊かなまちを築いていきしょう。