ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ふくやま美術館外観写真
ふくやま美術館 > 特別展 > 特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」

特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年4月12日更新

 

ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年
​ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年 (c)Brain Trust Inc.

 

1.特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

アーツ・アンド・クラフツは、19世紀後半のイギリスで興った、日常生活のありとあらゆるものをめぐるデザイン運動です。この運動を先導したウィリアム・モリスは、産業革命に伴い出現した機械による劣悪な量産品、また機械のように人が働く体制を批判し、仲間たちと協力して、ものづくりの喜びにあふれた、人の手による上質で実用的な美術工芸品を生みだしました。仲間たちとともに、壁紙や家具を製造する商会を設立し、有用で美しいものに囲まれた、人間らしい暮らしを提唱したのです。モリスの思想と実践は、同時代の作家や芸術家たちに広く受け入れられ、テキスタイルや壁紙、家具など、作り手の個性と温もりを表わした多彩な作品が生みだされました。画家と建築家、陶芸家、職人などが一丸となった総合芸術の探求は、イギリスからヨーロッパ全土、またアメリカや日本にまで広がりました。日常品の有用性と美しさの両立を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動の取り組みは、モダン・デザインの原点ともいわれます。

本展では、この運動の実践者として先頭を切ったウィリアム・モリスのインテリア・デザインから、アメリカでアーツ・アンド・クラフツ運動を独自に消化した、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトのステンド・グラスまで、約170点を展示します。手間を惜しまず、高度なプリント技法が用いられたモリスの名作《いちご泥棒》や、玉虫色が美しい、独自に開発したガラスが用いられたティファニー・スタジオの卓上ランプなど、暮らしを彩る多様な作品をお楽しみください。

 

ティファニー・スタジオ《三輪のリリィの金色ランプ》1901-25年Photo (c)Brain Trust Inc.
ティファニー・スタジオ《三輪のリリィの金色ランプ》1901-25年
Photo (c)Brain Trust Inc.

 

​おそらくフィリップ・ウェップ《サセックス・シリーズの肘掛け椅子》1860年頃Photo (c)Brain Trust Inc.
​おそらくフィリップ・ウェッブ《サセックス・シリーズの肘掛け椅子》1860年頃
Photo (c)Brain Trust Inc.

 

チャールズ・ロバート・アシュビー《蓋付きマフィン銀皿》1900年頃Photo (c)Brain Trust Inc.
チャールズ・ロバート・アシュビー《蓋付きマフィン銀皿》1900年頃
Photo (c)Brain Trust Inc.


おそらくエドワード・スペンサー《銀・ムーンストーン・ネックレス》Photo (c)Brain Trust Inc.
おそらくエドワード・スペンサー《銀とムーンストーンのネックレス》
Photo (c)Brain Trust Inc.

 

ジョン・ヘンリー・ダール《リスとナイチンゲール》1895年頃Photo (c)Brain Trust Inc.
ジョン・ヘンリー・ダール《リスとナイチンゲール》1895年頃
Photo (c)Brain Trust Inc.

 

チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー《小鳥》1918年頃Photo (c)Brain Trust Inc.
チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー《小鳥》1918年頃
Photo (c)Brain Trust Inc.


ウィリアム・アーサー・スミス・ベンソン《卓上ランプ》1890年頃 Photo (c)Brain Trust Inc.
ウィリアム・アーサー・スミス・ベンソン《卓上ランプ》1890年頃
Photo (c)Brain Trust Inc.

 

おそらくハリー・パウエル(おそらく)《ゴブレット花器》Photo (c)Brain Trust Inc.
おそらくハリー・パウエル(おそらく)《ゴブレット花器》
Photo (c)Brain Trust Inc.


チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー《ポピー》1895年頃 Photo (c)Brain Trust Inc.
チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー《ポピー》1895年頃
Photo (c)Brain Trust Inc.

 

2.展覧会詳細

​ ​ チラシ表 チラシ裏

特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」チラシ [PDFファイル/1.92MB]

 

ア.展覧会名

特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで​​

 

イ.会期


2022年4月9日(土)― 6月5日(日)​
休館日:月曜日 ※5月2日(月)は開館​

 

ウ.開館時間

9:30~17:00
※5月27日(金)、28日(土)、6月3日(金)、4日(土)は19:00まで開館

 

エ.観覧料

一般1,000円(800円) 高校生以下無料
*( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金

※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。

前売券販売所一覧 [PDFファイル/381KB]

 

オ.主催、後援、企画協力

主   催:(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、広島テレビ

後  援:ブリティッシュ・カウンシル、広島リビング新聞社、福山リビング新聞社

企画協力:株式会社ブレーントラスト

 

カ. 関連イベント

※新型コロナウイルス感染拡大等により変更があった場合は、ホームページや美術館公式Twitterでお知らせします。

(1)「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」記念講演会
講師:藤田治彦(本展監修者、大阪大学名誉教授)

日時:2022年4月10日(日) 14:00~15:30
会場:1Fホール
定員:100名 ※先着順・聴講無料・事前応募不要

 

(2)学芸員によるギャラリートーク
新型コロナウイルス感染防止対策のため、ギャラリートークの人数制限をさせていただきます。
皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
日時:2022年4月16日(土)、5月15日(日) 各日14:00~
定員:約30名

※事前応募不要、特別展観覧券が必要

 

(3)アサヒ喫茶「アーツ・アンド・クラフツ」展限定メニュー
アーツ・アンド・クラフツ発祥の地、イギリス伝統のアフタヌーンティーをイメージして、アサヒ喫茶風にアレンジ。軽く食べられるようにミニサイズでご用意しました。

|ティータイム限定|9:30~11:00/14:00~17:00

ミニアフタヌーンティーセット 1,000円(税込)

ミニアフタヌーンティーセット

スコーン、ミニケーキ、クロワッサンサンド(ハーフ)

紅茶(アールグレイ、アッサム、アップル、マンゴー)

※4つの中からお好きな紅茶をセレクト

|特典|本展チケット提示でアフタヌーンティーセットを5%割引

 

  • このページのトップへ
  • 前のページへ戻る