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再エネ100%の電力プランを導入しました
本市は、第二次福山市環境基本計画(第2期計画)において、「脱炭素社会の構築(気候変動対策)」を掲げ、温室効果ガスの排出抑制に向けた取組を進めています。
更なる脱炭素化推進のため、一部の公共施設に再エネ100%の電力プランを導入しました。
このプランは、2024年(令和6年)8月1日に供用開始した福山ローズエネルギーセンター(ふくやま環境美化センター)で、ごみを燃やしたときに出る熱を利用して発電した、CO2排出量が実質ゼロの電力を活用しています。
再エネ100%とは
地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減のため、企業等が自らの事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギー(再エネ)で賄う取組です。
※再生可能エネルギーとは
太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるものとして政令で定めるものと定義され、政令において、「太陽光・風力・水力・地熱・太陽熱・大気中の熱その他の自然界に存する熱・バイオマス」とされています。
プラン導入の効果
市内127箇所の公共施設に導入することで、年間使用電力量約3,500万kWh(※)を再生可能エネルギー(再エネ)に切り替え、電力使用にかかわるCO2排出量ゼロを実現します。
(※)2023年(令和5年)1月~12月実績の年間使用電力量に基づく
導入開始日
2024年(令和6年)8月1日
導入施設
- 庁舎(本庁舎、各支所、すこやかセンター、保健センター、生涯学習プラザ(まなびの館ローズコム))
- 各小中学校、福山中学校、福山高等学校
- スポーツ施設(エフピコアリーナふくやま、福山通運ローズアリーナ)
- 文化施設(ふくやま芸術文化ホール(リーデンローズ)、福山城博物館)
- ごみ処理施設、し尿処理施設
- 福山市立動物園
地球にやさしい再エネ電力を利用しましょう
地球温暖化に起因するといわれる気候変動の影響により、国内外において、深刻な自然災害が発生しています。地球温暖化を抑えるには、「2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることが必要」とされており、再生可能エネルギーの導入促進や省エネルギーの強化など積極的な対策が求められています。
このため、本市としても、脱炭素社会の実現に向けて、市民、事業者、行政が一体となって、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
家庭や事務所で使用する電力は、石油やガス、石炭を使用し温室効果ガスを排出しています。再エネ電力を活用することが、脱炭素社会の実現やSDGsへの貢献につながります。地球にやさしい再エネ電力を積極的に利用しましょう。